共同通信・大阪支社

近畿・中国・四国地方の15府県で記者約100人が取材中。「顔が見えるアカウント」を目指…

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近畿・中国・四国地方の15府県で記者約100人が取材中。「顔が見えるアカウント」を目指し、ニュースに補助線を引くようなコンテンツをお届けします。記事末尾の「ご意見・ご感想」からコメント募集中。X@kyodonewsosaka, Instagram @kyodonewsosaka

マガジン

  • ある行旅死亡人の物語

    「ある行旅死亡人の物語」に関するnoteをまとめています。

  • 安倍元首相銃撃事件

    共同通信の記者がこれまでに書いた安倍元首相銃撃事件に関するnoteをまとめています。

  • 47エディターズ

    共同通信が配信しているインターネット向けの記事「47リポーターズ」を、編集を担ったデスクが紹介します。取材の裏話からデスクの思いまで、映画の副音声のように、記事と合わせて楽しんでいただければ幸いです

  • 就活おすすめnote

    • 37本

    共同通信の採用担当がピックアップしたおすすめ記事です。若手記者による取材note、コンテンツ制作の裏側。就活生向けイベントレポートも。職員のリアルをお届けします!

  • 塀の「ナカ」と「ソト」

    共同通信の記者がこれまでに書いた、非行少年の更生や受刑者の社会復帰に関するnoteを中心にまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

バズり記事の裏側は? ダメ出し続けたデスクの真意

ネットニュースの世界は目まぐるしい。私たちが丹精込めて取材し、執筆した記事は、ヒットすれば瞬間風速的に読まれるものの、数日もすれば読まれなくなるのがほとんどです。「そういう世界だ、仕方ない」と考えるものの、少し寂しい思いを抱いてしまうのも、確かです。 そこで今回は、共同通信大阪社会部が送り出した過去のバズり記事を振り返って紹介したいと思います。 記事のジャンルや方向性はさまざまですが、記者が書いた最初の原稿は必ず「デスク」と呼ばれるエディター(編集者)が客観的な視点で筆を

    • 【47エディターズ】別れと始まりの3月から「今」読んでほしい記事を紹介します

      共同通信では、注目ニュースの背景や、知られていなかった秘話、身の回りの素朴な疑問などを深掘りしたインターネット向けの記事「47リポーターズ」を随時配信しています。 当コーナー【47エディターズ】では、現場の記者が書いた記事の最初の読者であり、その狙いや内容を精査し、時に議論を交わして編集を重ねたデスクが、3月に出した47リポーターズ計19本を2回に分けてご紹介します。 ■ 犯罪を繰り返した58歳の知的障害者が「ぼく、やっぱり戻りたい」と語る支援施設 近隣は反対、行政は圧力

      • 【47エディターズ】能登地震からウクライナ侵攻までデスクが語る!今知っておきたい注目ニュースも

        共同通信では、注目ニュースの背景や、知られていなかった秘話、身の回りの素朴な疑問などを深掘りしたインターネット向けの記事「47リポーターズ」を随時配信しています。 当コーナー【47エディターズ】では、現場の記者が書いた記事の最初の読者であり、その狙いや内容を精査し、時に議論を交わして編集を重ねたデスクが、3月に出した47リポーターズ計19本を2回に分けてご紹介します。 ■ 「普通の家族に戻る。それだけで2年もかかった」ウクライナ避難民のダンサーが語る「祖国が戦場になる」と

        • 万博に参加する動機は「どろどろを覗きたい」? 福島県の30代若手建築家が考える「自分事」と「コミュニケーション」とは

          こんにちは。大阪社会部の木村直登です。2025年大阪・関西万博の開幕まで1年を切りました。今回は「建築家に聞く大阪・関西万博シリーズ」第4弾をお送りします。 会いに行ったのは、福島県大玉村を拠点に活動する佐藤研吾さん。 2020年、古民家に建築設計事務所を開設しました。第1弾で取り上げた米澤隆さん※1 と同じく、日本国際博覧会協会(万博協会)の審査で選ばれた若手建築家の一人です。遠く福島から「大阪・関西万博に参加すること」の意味を考え続けていると言います。参加の動機を聞く

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        • ある行旅死亡人の物語
          5本
        • 47エディターズ
          8本
        • 安倍元首相銃撃事件
          6本
        • 就活おすすめnote
          37本
        • 塀の「ナカ」と「ソト」
          8本
        • 「私が書いた理由」共同通信・47リポーターズ
          28本

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          【密着】知られざる本音に迫る!刑務官の新人研修

          こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 僕は2023年9月中旬から11月の約2カ月半、香川県の矯正研修支所で行われた新人刑務官の「初等科研修」に密着取材する機会を得ました。 全国各地の刑務所や拘置所で働く刑務官。 あまり身近な存在ではなく、近寄りがたいといったイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。 このnoteでは「刑務官ってどんな人?」、「新人研修って何をするの?」といった疑問に答えるべく、全ての刑務官が経験する新人研修を紹介したいと思います。 ◆刑務官の登竜門「

          【密着】知られざる本音に迫る!刑務官の新人研修

          ともに並び、肩を組んで歌って踊ろう!~アイルランドパビリオン~

          アイルランド。名前を聞いたことはあっても、行ったことがある方は少ないのではないでしょうか。私もその1人です。そんな私のアイルランドの原体験は、何と言っても2019年のラグビーW杯日本大会! 国花のシャムロックをあしらった緑色の衣装に身を包み、欧州からはるばるやってきた大勢のアイルランドファンを日本の各地で見かけました。スタジアムではハイネケンのビールを文字通り底なしに飲み、代表チームのために作られた特別な歌「アイルランズ・コール」を熱唱する彼ら。あのとき同じスタジアムにいた私

          ともに並び、肩を組んで歌って踊ろう!~アイルランドパビリオン~

          東西文化の集束地を表現「知識の庭」~ウズベキスタンパビリオン~

          中央アジアに位置するウズベキスタンは古くからシルクロードを通じて、東西の思想や商業が集まる場所でした。パビリオンは「知識の庭」というテーマで、古くからの文化と現在の技術を体験できる内容になっています。(冒頭のイメージはATELIER BRUCKNER & NUSSLI Switzerland) 外観は伝統的な刺繍や装飾品の模様をあしらっていて、パビリオン内に入ると砂漠のオアシスのような庭が目に飛び込んできます。 展示の目玉となるのは中央部のムービングステージ。来場者を乗せ

          東西文化の集束地を表現「知識の庭」~ウズベキスタンパビリオン~

          食べて、旅して、免疫を高めよう~タイ パビリオン~

          東南アジアのタイは高い医療技術や伝統的な診療を求めて世界中から人がやってくる「医療ツーリズム」が盛んだそう。パビリオンが掲げたテーマは「免疫力」です。 木造の大きな屋根が特徴の館内に入ると、免疫力を高める食材や成分を学べる展示が並び、実際に試してみることもできるそうです。 タイ料理にはハーブや健康的な食材がたくさん使われているため、タイの担当者は「タイ料理は世界で最も美味しい薬」と話します。 3月13日に大阪で記者会見したタイ政府の保健大臣は「大阪・関西万博のタイパビリ

          食べて、旅して、免疫を高めよう~タイ パビリオン~

          「万博、本当にできるんですか?」若手記者が見て聞いて感じたこと【開幕1年前企画第3弾】

          2025年大阪・関西万博開幕1年前企画のラストを飾る第3弾。今回は大阪の若手記者の「正直レビュー」です。 開幕500日前を迎えた昨年11月末以降、大阪府内の至るところに、公式キャラクター「ミャクミャク」があふれるようになりました。沿道のバナーや鉄道のラッピングなど、今や日常生活で「万博」に触れない方が難しい毎日。担当ではなくても、大阪の記者という立場上、避けては通れません。そんな中で取材を続ける若者は、この“国家的メガイベント”をどう見ているのでしょうか。 1970年大阪

          「万博、本当にできるんですか?」若手記者が見て聞いて感じたこと【開幕1年前企画第3弾】

          共に築こう!持続可能な未来~イギリス パビリオン~

          ついに出ました! 今回ご紹介するのはイギリスです。 日本では「イギリス」でおなじみですが、正式名称は「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」。歴史的な経緯からイングランド、スコットランド、ウェールズと北アイルランドの4つの国がつくる連合王国です。サッカーW杯ではなんと、それぞれの国の代表チームが出場することができます。 イギリスは18世紀半ばから「産業革命」が始まり、世界に先駆けて石炭を動力とする工業化が進んだことでも有名です。19世紀半ばからは「パクス・ブリタニカ

          共に築こう!持続可能な未来~イギリス パビリオン~

          万博のリング設計者は「無駄遣い」批判をどう受け止めたか。会場デザインに込められた「1970年の継承」とは【開幕1年前企画・第2弾】

          こんにちは。大阪社会部の木村直登です。関西・大阪万博開幕1年前企画・第2弾(「建築家に聞くシリーズ」では第3弾)をお送りします。 今回登場するのは藤本壮介氏。会場デザインプロデューサーであり、何かと話題に上る木造の巨大環状屋根「リング」の設計を監修しました。第2弾でインタビューした山本理顕氏が、万博への疑問や批判に対する説明責任を果たすように求めていた相手です。 藤本氏は能登半島地震発生後、X(旧ツイッター)でこのように発信していましたが、説明の場はこれまで主にX上に限

          万博のリング設計者は「無駄遣い」批判をどう受け止めたか。会場デザインに込められた「1970年の継承」とは【開幕1年前企画・第2弾】

          開幕1年前なのに万博が盛り上がらない「100の理由」/大阪府・大阪市のアンケート調査を読み解いて見えてきた傾向と対策 【開幕1年前企画・第1弾】

          2025年大阪・関西万博の開幕まで、あと1年。税金が投入されている開催費用が膨らみ続け、「万博の華」である海外パビリオンは一部の国で開幕までの完成が危ぶまれています。 開幕に向けた気運は盛り上がるどころか、下落の一途。 さて、大阪府と大阪市は、万博への興味関心がどこにあるのかを探るため、定期的に大規模なアンケート調査を実施しています。 多岐にわたるアンケート項目を細かく追いかけると、「なぜ万博は盛り上がらないのか」という傾向と、「盛り上げるためのヒントはどこにあるのか」

          開幕1年前なのに万博が盛り上がらない「100の理由」/大阪府・大阪市のアンケート調査を読み解いて見えてきた傾向と対策 【開幕1年前企画・第1弾】

          生態系のつながりを体験し、感受性を呼び覚ませ~河森正治プロデューサーの「いのちめぐる冒険」~

          万博の8人のプロデューサーによるテーマパビリオン第3弾です! 今回の万博の至る所に掲げられている「いのち」 そもそも「いのち」って一体なんでしょう。 アニメーション監督の河森正治さんは、発展途上国の子どもたちの輝く目を見た時、「いのち」を感じたそうです。(冒頭画像© 2022 Shoji Kawamori/Office Shogo Onodera, All rights reserved.) 「現代人が眠らせている観察力や感受性を呼び起こしたい」 そう願う河森さんが手が

          生態系のつながりを体験し、感受性を呼び覚ませ~河森正治プロデューサーの「いのちめぐる冒険」~

          2024年3月27日

          晴 風 北向き 3.2m/s 気温 15.7度  湿度 33% アメダス大阪・午後3時現在

          【47エディターズ】2月公開の47リポーターズはコレ! 自民党裏金から中小鉄道の人材難、能登半島地震、甲子園の「土守」、コロナ後遺症、アフターピル、京アニ事件まで

          共同通信では、注目ニュースの背景や、知られていなかった秘話、身の回りの素朴な疑問などを深掘りしたインターネット向けの記事「47リポーターズ」を随時配信しています。 当コーナー【47エディターズ】では、現場の記者が書いた記事の最初の読者であり、その狙いや内容を精査し、時に議論を交わして編集を重ねたデスクが、2月に出した47リポーターズを紹介します。 ■ 政界を揺るがした捜査のきっかけは、1人の「教授」の執念だった 自民党の派閥裏金事件 「政治とカネ」告発し続ける原点に特攻隊

          【47エディターズ】2月公開の47リポーターズはコレ! 自民党裏金から中小鉄道の人材難、能登半島地震、甲子園の「土守」、コロナ後遺症、アフターピル、京アニ事件まで

          記者が見た能登半島地震の被災地、そして今思うこと

          共同通信では、全国から多くの記者が能登半島地震の被災地に入り、取材に当たっています。能登出身の記者もいれば、初めて能登に足を踏み入れた記者もいます。そのうち3人の思いを今回紹介します。 記者の1人、能登出身の山﨑祥奈さんはさまざまな立場の記者の思いを一つの記事としてまとめることについて、こう考えたと言います。 読者の皆様にも現場で取材し、ニュースを伝える若手記者の思いの一端を共有していただけますと幸いです。 ■ 能登出身の山﨑祥奈記者(秋田支局) 「どこ出身ですか?」

          記者が見た能登半島地震の被災地、そして今思うこと