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文学フリマ広島6 出店レポート&文学フリマで買った本&広島のおいしいもの

2月25日(月)、広島にて文学フリマが開催されました。
とても楽しかったです!
出店してきた感想などを書いていきますね。

広島への出店は昨年に引き続き二回目。
昨年は所属同人誌『カム』と並んで出店でしたが、今回は『カム』のメンバーが都合がつかなかったため、一人での出店です。

当日の設営はこんな感じ。

『水にまつわる奇譚集』をプッシュしておりました

広島は大阪や京都と比べると出店ブース数が少なめで、その分、会場がゆったりしています。
来場したお客さんも、落ち着いて見本誌コーナーをチェックしたり、一つ一つのブースを丁寧に見て回ったりする方が多い印象。
大阪みたいにワイワイガヤガヤした文フリも楽しいですが、まったりした雰囲気の広島も好きだなあ、とあらためて思いました。

ちなみに今回、見本誌コーナーがわりと近くでして。
ふと横を見ると、今まさに自分の本を試し読みしてくれる人がいる……!
(ど、どうですか、面白いですか?)
(もし気になったら、どうぞこちらに来てくださいね、お待ちしておりまーす!)
などと念を飛ばしつつ、チラチラと様子をうかがっておりました。

その甲斐あって(?)、「見本を読んだら面白そうだったので」と買いに来てくださった方が何人か。
また、「去年買った本(人形参りかな?)が良かったので、新刊を買いに来ました」と言ってくださった方も。
本当に嬉しいお言葉で、励みになります。

というわけで、今回旅立っていった本たちはこちら。

『水にまつわる奇譚集』(広島では初売り)……18冊
『人形参り』(広島では2回目)……6冊
『もし今、〇〇に戻れたら』(広島では初売り)……5冊

一緒に持っていった『カム』も、vol.21が2冊、vol.20が1冊、旅立っていきました。
皆さま、ありがとうございました!
どうぞ楽しんで読んでいただけますように。

一人店番なのでお買い物はむずかしいだろうなー、と諦めていましたが、別グループで出店していた文学仲間が店番を買って出てくれまして。
おかげで少し会場内を回れました。

ただ、買おうと思っていた『ZINE FOR GAZA 応答せよ!こちら広島原爆ドーム前』が売り切れでした。
広島在住の作家・小山田浩子さんが寄稿されていると知り、ぜひ買いたかったので残念。
けれどZINEの見本は見せてもらえましたし、ちょうどブースで店番をしておられた小山田さんとお話できて、とても嬉しかったです。
(実はその前にも、私のブースに夫さんと一緒にお立ち寄りくださって少しお話させてもらっていたのですが、その時は緊張してアワアワしていた私でした……)

ガザへの侵攻、虐殺に反対するためのデモやスタンディングなど、私はそういった積極的行動をすることができていないので、無力感にさいなまれてしまうことがあります。
けれど、小山田さんとお話をして、個人の力でできることは限られているけれど、自分にできることを地道にやっていくしかないし、それは決して無駄ではない……とあらためて強く思えました。

その流れで、最近読んだ本がこちら。
『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(岡真理/大和書房)

『ガザとは何か』

ガザのこと、パレスチナのこと、少しは知っているつもりですが、全然理解が足りていなかった。
長年にわたってつらい(という単純な言葉ではとても追いつかないけれど)思いをしてきたパレスチナの人々を、自分たち日本の人間も含めて、国際社会がずっと無視してきたという、その事実にいたたまれない思いでいっぱいになりました。
ひとりでも多くの方に読んでもらいたい一冊です。

少し話が飛んでしまいました。
文学フリマで買ったものの紹介に戻りますね~。

守屋SHIGE美さんのご本など

こちらは守屋SHIGE美さんから。
購入させていただいた『22枚の秘密』はタロットカードにまつわるお話とのこと。
実は私、タロット占いにはまっていた時期があり、家には二つもカードがあるのですよ……
『22枚の秘密』、どんなお話が綴られているか楽しみです。
ほかに無料配布の『本の出来心2』、可愛いパッケージのお菓子、そして私の本の感想を書いたお手紙までいただいてしまいました!
Web上でご感想をもらうのもとても嬉しいですが、手書きのお手紙で読ませてもらうと、また格別の嬉しさがありますね。

『あるかいど』2冊

『あるかいど』は関西で活動されている同人誌です。
私が所属している『カム』と同じく、大阪文学学校出身のメンバーによる同人誌ですね。
同人の切塗よしをさんが出店されていました。
いつもTwitter(X)を拝見しており、また私の本を通販でお買い上げいただくなど大変お世話になっておりまして、ご挨拶がてらお買い物に行きました。
『あるかいど』74号、75号、どちらもヴォリュームたっぷりで読みごたえありそう。
じっくり拝読します。

揺れるイヤリング

こちらのイヤリングは、友人のゴタンダクニオさんの作品。
私、イヤリングがなんとなく似合わない気がして、全く持っていないのですが、可愛らしさに負けて買ってしまいました。
後半はこれ付けて店番、頑張りました!
新刊『イスタンブール旅行記』に合わせ、トルコのチューリップがモチーフになっているとのことです。

『EDITABLE LIFE』

こちらの格好いい装丁は大賀拓己さんの『EDITABLE LIFE』
A4サイズの大きさの本、文フリではめずらしいですよね~。
そして用紙や綴じ方にもこだわりがある感じで、素敵です。
こんな感じの本も良いですね、自分でも作ってみたいかも。

こちらは可愛い装丁

お隣のブースだった小松ざこさんの『成仏日記』
横で見ていて、このタイトル気になるな……とずっと思っていたので、終了間際に買わせていただきました。
小松さんには私の『水にまつわる奇譚集』をお買い上げいただきました。
お隣同士のこういう交流&交換会的なお買い物、好きです!

差し入れのお菓子
無料配布

ほか、無料配布や、お知り合いからいただいた差し入れのお菓子など。
おいしくいただきました、ありがとうございます~。

さて、文フリ終了後は楽しく打ち上げ!
友人と一緒に広島駅近くのお店にて。
広島ならではのおいしいものをたくさんいただきました。

まずはカンパーイ!
去年食べて、また食べたかった「がんす」。サクサク!
お店の名物、葱しゃぶ。おいしーい!
広島といえば牡蠣!蒸し牡蠣、ぷりぷり
広島といえばもみじ饅頭!揚げもみじ抹茶アイスつき、あまーい

文学フリマ広島、こんな感じでした。
また来年も行けたらいいなあ。
どうぞよろしくお願いします。
(了)


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