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もし家族三人でドイツに移住するならどのくらいお金を準備するべきなのかの調査

先に結論

貯金300万円、毎月最低20万円の生活費が確保できる収入源があれば安心してOKだと思うぞ!

(もしすでに移住を経験された方で違うよとか、アドバイスなどいただけると非常にうれしいです...!)

なぜそういう結論に至ったかという本編は下記です。

コロナをきっかけに英語学習をはじめ、海外で生活したいと思っている28歳が移住にかかるお金を調べてみました。

この本を読んでからベルリンに興味がでて、ドイツ移住系の記事をネットでチェックしているのですが、漠然と”なんかいけそう”と思うだけで終わるので、もう少し整理して現実味を持ちたいなと思ったのです。

いくつかの情報をミックスしていわゆる相場感が掴めればと思っています。

前提

家族三人とタイトルにありますが11月に誕生予定なので、まだいません。ある程度子育てが落ち着いたら行こうと思っているので、大体ですが2023年の秋あたり、2年後を目安に考えています。

ベルリンという場所に強いこだわりはありませんが、英語が使えるところがいいなと思っています。でも現時点の英語力はTOEIC600点程度で低いので勉強中です。

自分の仕事はWebエンジニアで、就労ビザが取れなくても2年後にはフリーランスビザで行こうと思っています。そのためフリーランスビザがあるところがいいと思っています。

移住費用

「ドイツ 移住費」でYoutube検索, グーグル検索してみた

ネット上には100万円や200万円などの情報が多かったです。しかし、ここは助けてくれる人や、タイミング・運の要素もあるので割と悲観的に見積もりたいです。

ざっくり250~300万円あれば大丈夫という肌感でした。(滞在費用の証明を含む)

内訳: 航空券代、仮住まいの費用、ビザ申請費用、引っ越し費用など。

理由とソースは下記です。

自分が取得する予定のフリーランスビザは滞在費用の証明(ある程度の貯金額を見せる)が必要で、ある程度(120万円くらい?)を確保しておく必要があります。

滞在費用の証明(ドイツの銀行にて保持口座に滞在に充分な資金があることを証明する書類) ※万が一フラーランスで生活できない場合に、充分な滞在費があることを証明するもの。不動産や株式などの資産を証明するものや、毎月のキャッシュフローを証明する銀行口座の入出金なども提出可。

自分の場合は個人事業のWebサービスで一定のキャッシュフローが証明できるのでもう少し低くなるかもしれません。

あとは役所との手続きにエージェントを使うかどうかでプラス90万くらい?日本にいる時ですでに住む家は決まっているか?などで仮住まいの費用が無くなったり、いろいろ状況が違うので一概には言えません。

いろいろ考えて、250~300万円は用意しておこうという感じです。

生活費用

結論からいうと東京よりも安く暮らせるという情報が多いです。

「ドイツ 生活費」でYoutube検索, グーグル検索してみた。

ただここはライフスタイルによって結構変わってくるので自分に置き換えて計算する必要があるので今の生活費を洗い出しました。(これからは子供が加わるのでさらに増えるだろうと思います。)

大体ですが、現時点の二人で最低15万円は必要でした。これ以下になることはおそらくないのでこれがミニマムな出費。

交際費や、旅行・娯楽、何か必要なものを買ったりして、オーバーしている可能性があります。月によっては20万円程度の出費の場合も全然ある。

ただここはイレギュラーにかかってくるので平均化しにくいので一旦スキップ。

内訳

・賃貸: 90000円(都内23区内 1Kです)

・食費,日用品: 25000円(嫁のランチは含んでいない)

・水道,光熱,通信費: 15000円

・雑費: 10000 ~ 20000円

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いくつかネットの情報を見ていきます。

1ユーロ130円でざっくりと計算します。

生活費合計@ベルリン: 87,327円

もともと東京に住まれていた方で、移住後の方が安く住めているとのこと。

後半は税金や給与について触れていて、非常に参考になった。

まとめが「日本より平均年収が高くて日本より物価が安い」とのこと。

良さそうだなあ~

ただ、単身で住まれていた時の金額なので自分に当てはめた時には注意が必要。

生活費合計@ベルリン: 260,000円

単身の方の動画が多い中で、子供さんがおられるということで非常に参考になりました。

他の方は一人暮らしや、ルームシェアをしていて割った費用で生活費を計算することが多い中、この方は世帯を合計した金額なのでこちらの生活費の方が高く感じますが、リアルな金額がでてきたなと思いました。

子供さんが2人おられること、70平米の広いお家に住まれていること、民間保険に入られていること、ペスカタリアンなど自分たちに当てはめた時にはもう少し低くなりそうだなと思うポイントもありました。

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他にもネット記事をみてみましたが、家賃を除く生活必需品は比較的に安い情報が多く見られました。

家族3人で700ユーロ(91,000円)で生活されている方(これは内訳が不明なのであれだけど)や夫婦で17万円という情報もありました。全てを考慮しても、日本の方が安い!という情報はなかったので同じ生活水準で特別高いエリアに住まなければ日本よりも高い生活費がかかるということはなさそうです。

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都市別に生活費を比較できるサイトでもベルリンの方が16%安いという結果でした。(ただ比較ロジックが単純に物価を元にしているので鵜呑みはできないです)

結論としては日本よりも安く生活ができるという情報が多かったので、私たちの場合、家族で暮らすなら最低20万円で、プラスの出費の準備ができるくらい余裕があるといいかなと思います。

給与

いくつか情報をさがしているときにわかったのがドイツの平均年収や初任給平均は日本よりも高いということです。そういう情報が多いです。

ただこのデータはあまり楽観的に考えない方がいいかなと。

理由は下記の2点

・私たちは移民としてドイツに行くわけなので言語のハンディーキャップがある状態で平均値で取ったデータにどの程度適合できるかという点

・そもそも日本や東京の中でも平均年収のばらつきが大きくてあてにならないです。(港区のバリバリ社長と伊豆諸島の自給自足してる人の平均なんて何者でもないw)

平均年収のデータを見ても納得感がないのであくまでも参考程度に。

ただ言語のハンディーキャップがある程度克服できた状態(ドイツ語が必要ない会社で自分が英語ができる状態など)ならドイツの職種別の平均年収はある程度参考になるかと。

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IT産業でもドイツだと780万円なので確かに高いかなという印象です。

ただ儲けている人と儲けていない人の2極化がありそうだなと思いますが...

税金、所得税などのシステム

付加価値税(VAT)
付加価値税(VAT)の標準税率は19%。食料品や書籍などには、原則として7%の軽減税率が適用される。新型コロナウィルス感染拡大に伴い影響を受ける飲食店・ケータリング業(テイクアウトは除く)に対する支援策として2020年7月から2021年6月30日まで、付加価値税を19%から7%とする軽減税率を適用する時限措置がとられている。
VATはドイツ語ではMehrwertsteuer(Umsatzsteuer)。付加価値税は、輸入品に対しては輸入売上税(Einfuhrumsatzsteuer)として課せられる。付加価値税も輸入売上税も、最終的には消費者に転嫁される。ただし輸入売上税の所管行政機関は、税務庁(Finanzamt)ではなく、関税局(Hauptzollamt)。

付加価値税は物品・サービス提供にかかる税金のことらしい。まあ消費税みたいなものだろう。かなり高いけど、食品などは7%らしいので贅沢品は高いけど、生活必需品に関しては高くないみたい。いいね。

所得税
ドイツに年間6カ月以上居住する住民の給与・利子・配当所得を含むすべての所得に対して所得税が課され、国外での所得もその対象となる。
ドイツでの居住が6カ月未満もしくはドイツでの雇用期間が183日未満の場合は、日独二国間租税条約第14条2aの規定により、ドイツ国内で得た所得と資産所得のみが課税対象となる。なお日本人以外の場合は、租税条約の内容によって異なる可能性がある。所得税率は、比例累進課税で14~42%。限界税率は45%。
課税対象額は、単身か夫婦世帯であるかによって異なる。

単身か夫婦世帯かで閾値が変わるみたいで、夫婦世帯なら日本よりも条件は良さそう。いいね。

まとめ

というわけで

初期費用として貯金300万円

ランニングコストとして毎月最低20万円

の条件が飲み込めるなら移住はできそう。という結論に至りました!なんか現実味がでてきた!

大枠の条件みたいなところが明確になったので、あとはどうやって仕事を得るか、就職するかや、具体的にどうやってビザを取るかとか詳細のプランを立てていこうかなと思います。

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