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生前葬をしてもらった話

死ぬ時はみんなひとりだし
別にお葬式とかしなくていいし
お墓をたててもらいたいとも思わない

秋川雅史さんが歌っているように
そこに私はいません 眠ってなんかいません

でも、楽ドラ主催のリトリート「沖縄スカッとリート」に参加して
お芝居とはいえガチで臨死体験をして
大切な人たちにあったかい言葉をかけてもらえて
やっぱり死に方って大切なのかも・・・って思えてきました

この二泊三日のテーマは「死生観」
この7年の間に、家族を3人見送ってきた私には
ちょっと重すぎるけど、極めて身近なテーマでした

そして最終日は「生前葬」
厳かな讃美歌に迎えられ、みんな「正装」しています

お葬式でみんなにやってもらいたい余興は何?って聞かれて
そうだなぁ・・・
みんなでPrincess Princessの「Diamonds」を
歌ってほしいなぁって言った瞬間、流れ出すイントロ

文字通り、Diamondsの大合唱

これはホントに嬉しかったナ
歌詞を知らない人たちもテロップ見ながら
一所懸命、そして楽しそうに歌ってくれてる
(そして何故か見送られる自分もハモって歌ってる)

お葬式って湿っぽくて厳かなイメージがあるけど
こんな風に楽しいお葬式もアリだと思ったのでした

自分がどんな死に方するかなんてわからないけど
生ききってから穏やかに安らかに旅立ちたいなぁ

そんなこと、初めて考えたけど
今回は良いきっかけになりました

頭の片隅では
一人ぼっちで真っ暗な中旅立っていった
あの人のことをいつも思いながら

大好きな人たちと明るくハッピーな
自分のお葬式を体験した私は
改めて「生きてるなぁ」って強く実感できたのでした

あなたたちの存在そのものが
私にとってはダイヤモンドです
これからもあなたたちが輝けるように
光となり照らし続けることを約束します

なんちゃって

プレゼントの山うもれもがいても
まだ死ぬわけにいかない
欲張りなのは生まれつき
パーティーはこれから♪
(Princess Princess「Diamonds」より)

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