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パンの実験1

家でパンを焼くのに必要なものは?
材料は国産小麦(E65)・ライ麦・全粒粉・長野の湧水・純酵母・塩・モルトと今のところ私がしっくりくるものなのだが、じゃあ道具は?本格的なものが焼きたいと思うとあれこれと沢山あるが、まずは必要最低限なものは、ボール、ヘラ、シャワーキャップ、クープナイフにクッキングシート(もっと欲しくなる)

そして焼くためにオーブンとなんと〝鍋〟がいる。

stoveやダッチオーブンを使う人が世界的に多いが我が家のオーブンは冷蔵庫の上にあるので重いと火傷しそうで今のところキングの無水鍋を使ってる。(軽い)

さてズブの素人が本格的なパン、それもロデヴが作りたいのfだから四苦八苦。本の通りやってては上手くいかないのでYouTubeやらInstagramやら@をといれて情報が増えていくが答えは自分で出すしかない。

いろんなことで躓くが、よくよく考えると我が家にはコーヒー豆の焙煎のプロのワニさんがいる。火を扱うこと=熱を扱うことと同じだよと相談を持ちかける。

聞きたいことはオーブンの中の熱量を上げ蒸気をこもらす役目を果たす鍋は、

大きい方がいいか?小さくてもいいのか?

と疑問。最初の頃は手探りだったパンは段々上達すると、よく膨らむのである。

ある日、使ってる鍋の形にパンが焼けた時、パンが窮屈に焼けてる気がした。大きな鍋を使えば、オーブンの中に窯を備えたような気がしてハリキッテひとまわり大きな鍋を準備したら、のびのびとパンは焼けるが高さが出ない。(でも美味しい)

ロデヴ(超加水パン)なのでもともと高さの低い形の悪いパンなのだが(味と食感は最高)焼くごとに大か小かどちらの鍋が美味しく焼けるか悩みになった。海外の人の様子を見ると皆さん大きな鍋でチョコンとパンを焼いている。日本の本ぐらいである、パンの大きさと鍋の大きさを同じにしているのは。思い切って質問をワニさんにした。

「ねえ、やっぱり小さい鍋より大きな鍋の方が美味しく焼ける気がしない?」

すると、「その根拠は?」と聞かれたのでかくかくしかじかと伝えて小さな鍋の形にパンが焼けるのが嫌だとは言えなかった。

「大きな空間の方が(そこ)にこもる熱量は多いから君が言わんとすることはわかるが、なんの為にそれをするのか?またその為に比較する必要があるから自分で実験するしかない。小さな鍋でロールパンぐらいの大きさのパンを焼いて食べておいしければ大きさは関係ないよ」

と言われた。さっぱり意味が分からないが、焼き比べることは大事と思えたので、朝から言われた通り小さなサイズで焼こうと思ったら生地が余ったので鍋なしも焼くことにした。


材料の配合


発酵を促す


左が鍋なし 右が鍋あり


上からも左が鍋なし 右が鍋あり


カットしてみる 左が鍋なし 右が鍋あり


横から 左が鍋なし 右が鍋あり

結果、鍋はある方が絶対効果的という結果が出た。味も鍋で焼いたものの方がしっとり柔らかく焼くとよりパリッと感が増しておいしいな…って本題の鍋が大きい方がいいのか小さい方がいいのかが分からなかった。

うーん、うーん、うーん

と悩んでワニさんに笑われて、試しに小さい鍋で本来焼くべき大きさの量で焼いてみたところ


見事に失敗した。

めげるな私。二日に一個がしっくりと忘れるな。

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