コーヒーはたのしく、パンはおいしく

焙煎人の妻君こと〝ワニ嫁〟をお生業としておりますが、ローストの勉強を始めることになるが…

コーヒーはたのしく、パンはおいしく

焙煎人の妻君こと〝ワニ嫁〟をお生業としておりますが、ローストの勉強を始めることになるが突然パ作りに目覚めて…。著書とにかく、おいしい珈琲が飲みたい(主婦と生活社)/ 絵&製作協力:家でたのしむ手焙煎コーヒーの基本(リトルモア) http://youtube.com/@wa24me

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つれづれコーヒー

日々毎日、コーヒーとともに暮らす。そんな中、日記をつけようと思った時 頭の中に徒然草が自然と思うかんだ。 つれづれなるままに、日暮らし、コーヒーに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく淹れつづければ、あやしうこそものぐるほしけれ である。一日中、コーヒーと向あって淹れていると心に浮かんできることは他愛ないことも、妙におかしな?気分になってくる。 それが、中川ワニ珈琲と10年向き合っている私の原点なのかもしれない。 例えば、ケーキって見た目も華やかで、わか

    • 粉が変わる度に初心にもどる

      パン作りを始めてから、いろんな人に食べてもらってる。ありがたいことに素人とは思えないといっていただき頑張ってる甲斐がある。1種類のパンを突き詰めていくことはとても面白く興味深いなぁと日々感心しつつ、いろんなことを探究する。酵母はサワードで今のところ満足(自分の性格にあっている)焼きの工夫は実験をさらに予定。小麦粉はまだブレンドはせず、1種類のみで作り心地と味を覚えていっているところだが、粉の種類が変わる度1回目は思ったように焼けないので初心忘れべからずと思うばかり。 強力粉

      • 憧れの黄金クラム

        ひょんな失敗がきっかけで、家庭用オーブンでもプロのようにパンが焼ける(焼き目と食感)なった私だが、ずっと憧れていることがある。それは黄金クラムである。二瓶先生がYouTubeで本当のリュステックには黄金いろのクラムができると見せていた。確かにほのかな黄みがかった色合の薄い膜のクラム、ウマラボさんも出来ていた。 どうやったら出来るのだろうと今日も今日とてパンを焼く。 上手く焼けたと冷めるのをまってスライスすれど薄い膜はあれど今一歩黄色のは近づけず🧐 強力粉を使うとグルテン

        • 無水鍋でパンを焼く

          パンを焼き始めてからを写真で振り返ると、ずいぶん上達したなと思いつつそれと同時に私の気持ち(予定)とは異なる速度で育っていく酵母に驚きながら今日もパンを作った。 二日かけて一個のパンを焼く が、希望なのだが気温の上昇とともに(まだ春の入口)なのに気を抜くと1日でパンが焼けてしまう。正確に言い直すと発酵が進むので焼くしかなくなるのである。超熟でとろけるような味わいを前ざす私としてはまだまだゆっくり酵母にはしていていただきたいのだがこればっかりは経験かと空を見上げる。 クー

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        • 私がコーヒーを淹れる理由
          5本

        記事

          うまくいってもいかなくてもパンはパン

          日々コーヒーと暮らしていると、コーヒーがあるのが当たり前になるように日々パンを焼いていると疑問ばかり膨らんでいく。同じ材料、同じ人、同じ道具で作っているのに、毎回異なるものが出来上がる。うまくいくとプックリ丸く焼き上がり、失敗すると丸い台形型で全体的に下の方が焼き目がつかない。 なぜだろう? と常に思って、記録を残しているInstagramを見ると最初の頃に比べたら所作が随分パンらしくなってきたが生き物である酵母に右往左往振り回されている。仕方がないと今日も日記を書く。

          うまくいってもいかなくてもパンはパン

          パンの実験1

          家でパンを焼くのに必要なものは? 材料は国産小麦(E65)・ライ麦・全粒粉・長野の湧水・純酵母・塩・モルトと今のところ私がしっくりくるものなのだが、じゃあ道具は?本格的なものが焼きたいと思うとあれこれと沢山あるが、まずは必要最低限なものは、ボール、ヘラ、シャワーキャップ、クープナイフにクッキングシート(もっと欲しくなる) そして焼くためにオーブンとなんと〝鍋〟がいる。 stoveやダッチオーブンを使う人が世界的に多いが我が家のオーブンは冷蔵庫の上にあるので重いと火傷しそう

          とことんやろう!

          勉強してくださいというLINEのメッセーと共にパンが届いた。カンパーニュなのだが、私はロデヴを作り続けているのでちょっと違うなぁとお感じになられる方もおられるかも知れませんが、まあなんでも勉強です。 さて、高加水パンのマークは薄ぼんやりパンには出ているが中身を切ってみるまで分からないので明日の朝の楽しみにとっておく。 ここのところずっとパンは失敗に終わっているのだが、原因の一つが粉である。加水パンを作るのに強力粉は作りやすいと言われているのだが、私には不向き(準強力粉の方

          晴れ時々パン、いつもコーヒー

          二日家を空ける。よって、二日に一個のパンもお休み。ワニさんのお仕事のお手伝いで仙台まで。小さい子から大きな大きな大人までコーヒーを楽しんでもらえたお仕事は一杯のコーヒーのささやかながらの奇跡みたいな喜びを感じた。 さて、家に帰り取り急いで明日の朝食べるためのパンと二日かけない一個のパン(1日で作ったパン)は、24時間で作った味がして勉強になる。。 常温発酵し、クープを沢山入れたいのでややか発酵目に発酵させるのだが、その分風味がおちた感じ。今後の課題1なのである。 反省し

          晴れ時々パン、いつもコーヒー

          この手があった

          二日で一個のパンを焼くのだが、食べる(消費)量が追いつかなくなる時がある。おいしい〝二日で一個のパン〟を完成させるには失敗しても成功してもどちらにしても完食する(きっちり食べる)ことは成功(自分のパン作り)への道のりだと思ってる。ああでもない、こうだ!と自問自答している。 そんな折、昨日は長時間低温発酵したパンを冷たいまま焼いてみる実験をし実行したところロデヴにしては重いなというパンが焼けてしまった。(だが、クープは綺麗に切り込みが入れれると判明)そしてクラムがどうなってる

          今日の罪の意識=甘いもの編

          今日は出荷とコーヒー豆の仕込みが重なったので6時から任務開始。順調に作業もススミ、昨日仕込んでおいた低温(長時間)発酵のパンのネタにアドバイスしてもらった通りにクープナイフを滑らすと初めてクープがパンに綺麗に切り込んだ!(背筋がシャンとするその感覚はクセになると確信した)焼いてみるとロデヴなりのクープが開いていて嬉しかった。ただ、低温(長時間)発酵のまま常温位戻さず焼いたので二時発酵がない分、変な形位なった。 味も失敗だ!と決めつけて冷めるのを待たずカットして「失敗や!」と

          新しい名前、新しい試み

          今日は3月の8日だというのに雪が降った。朝、起きてカーテンを開けると屋根が白一面の(ちょっとした)銀世界だった。天気予報も当たる時は当たるんだなと、春の雪にちょっと驚きつつ朝からコーヒーを淹れて飲んで、出荷の準備。 昨日焙煎したコーヒー豆を次の日の朝1番に袋つめをして、梱包が終わるといの一番にヤマトに向かう。なんでも直前が好きなワニさんの手法と向き合ってはや12年です。 そんな、コーヒーと真剣に向き合っていた私に新しい一筋の道が見えた。 ロデヴである。水分量の高いそのパ

          パンに目覚める・おいしいコーヒーと自分の好きな味をたのしむ暮らし

          珈琲焙煎の勉強を始めてから焼くという行為に興味を深く持つようになった。生豆が焼けてコーヒーになるまでのプロセスは容易なものではないのだが、明らかに生焼けと焦げには、より敏感いなった。そのほかにオーバーローストなる焼きすぎによる気抜けのようなコーヒーがあるがその判断は難しい。ワニさんという先生を身近に持つことは珈琲焙煎の勉強をする上でこの上ない贅沢な環境だが、ある日パンに目覚めてしまう。 きっかけはロンドンで食べた超加水パンなるものが恋しく(おいしいんです)日本でロデヴなるコ

          パンに目覚める・おいしいコーヒーと自分の好きな味をたのしむ暮らし

          がんばれ、ワニビーカー

          今から何年前だろう?本格的なコーヒーの為のビーカーを作ろうと小泉硝子さんに連絡をして、2年半という月日をかけて2つのビーカーが生まれた。中川ワニ珈琲がコーヒーの為に特化したビーカーを作ったのだから名前をワニビーカーと名付けた。 いろんな方が愛用してくださってるのだが、2023年写真家砺波周平氏の2月のカレンダーに映り込んでいた。 よく見て、コーヒーが入っているビーカーを(笑)ワニビーカーだよ🙌

          おいしいコーヒーを飲むために

          細々とだが、中川キョウコ・コーヒークラスというコーヒーの個人レッスンを開催している。300gの豆を使って2時間コーヒーにまつわる個人的な希望に応えながらペーパハンドドリップの実践。 中川ワニというコーヒー職人が長年つちかってきた知識と技術を令和版として私が事細かく伝えている。おいしいコーヒーを淹れることが目的ではないんです。おいしいコーヒーを飲むための時間なのです。淹れ方だけなら他にいっぱいあるが味を知る場は少ないので提供できたらと思っている。 コーヒーの声を聞くが如く依

          おいしいコーヒーを飲むために

          ああトマト

          今日は7時3分に目が醒める。飛び起きてカーテンを開けると晴れだった。雪が積もるかも?とワニさんが言っていたので楽しみにしていたが、こんなもんかと朝の段取りを始める。本日焙煎日なので9時になるのを待って稀豆のハンドピック。焙煎機を掃除して配合を確認する。 ワニさんが起きてきたのは11時15分。焙煎日はこの時間で、あとは11時30分と決まってる。遅い朝食を食べられるのを確認して家を飛び出した。 銀座に行きたいが3日後に行く用事があるので新宿にした。伊勢丹で野菜スープと炊き込み

          久々の休日らしい休日

          朝、9時に起床。ワニさんと当時。どっちが早く支度が済むかの競争は似たり寄ったりの着地点で一路パンクドーリー(オーストラリア人が週末だけ教会の屋上をかりてパイ屋さんをしているお店)へ向かう。 高橋さんも一緒に行こうと群馬から呼び寄せたので3人で旅気分。そそくさと地下鉄を乗り継ぎお目あての店でお目当てのパイを食べその足で自由が丘のヒオアイスクリームへ。寒さを堪えながら食べるアイスクリームは厚さを我慢して飲むホットコーヒーと同じである意味心地がイイもんです。 そこから3人別行動