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11.高齢者向けのオーダー家具の選び方

歳を重ねていくに連れ
若い頃とは違う視野・体力・動作になります。
私の母に関しては脳梗塞の後遺症で
左半身の麻痺があり以前と同じ生活は難しく
『当たり前』が様々な不便だと変わりました。

介護きっかけに福祉住環境コーディネーターの
資格試験を取得しましたが、学んだ知識と
母との生活で高齢者向けの室内をよく考えます

握力が下がり、視力も聴力も体力も変わる中、
ちょっとした工夫で生活のストレスが減り
高齢者に顕れる気力の低下や苛立ちが減ります

まず扉系の開閉は引き戸にする。
引き出しなど含め動作補助のレール金物を使い
取っ手や引き手は衣服が引っかからない仕様で
開閉場所がわかるように印つけたり色を変える

家具の角は丸い加工かコーナーガードの取付
全体重がかかる事を想定した強度、
汚れにくく掃除しやすい材質を選ぶなど

箇条書きでもまだまだまだまだポイントはあり
家具のリフォームや買い替えは勿体無い派でも
毎日の動作から不便による家庭内事故や
ストレスや引きこもりを予防するには
一時的に予算をかけても長い目で見たら
良い選択肢(お買い物)だと思います。

当事者にならないとなかなかわからない福祉。
親だけでなく自分の未来も想定したら
福祉住環境コーディネーターの学習は
シニアライフスタイルの手助けになるし
人の役に立てると思います。

高齢者や身体に悩みがある方に向けた
家具の選び方は改めて書き分けていきます。

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