2024年のVerbier Academy の案内がもう届いた。

これまでの室内楽、ソロ、歌、オーケストラ、ジュニアオーケストラに加えて《指揮法、audio recording 、La Creative Project Development Residency》の部門が新設されていた。指揮法はもしかしたら去年あったかなぁ？記憶が定かではないけれど。
La creative project は、従来のコンサート企画の壁を越えた、オリジナルなプロジェクトの制作を目的としているそうだ。
参加したい！と思ったけれど、当然ながら年齢制限を大幅にオーバー（笑。

🔸参加資格は20歳から30歳までの楽器奏者か歌手。
🔸奨学金、宿泊、毎日の昼食、フェスティバルへのパス（コンサート/席が空いていれば）を出してもらえる。ヴェルビエまでの旅費は自己負担になるが、最高400CHFまで援助を受けられる可能性があるみたい。

プロジェクト制作能力、もっと言えば起業家精神は今後アーティストに求められる能力の一つだと思う。
Verbierでどんな事を学べるのか非常に気になるので、どなたかぜひアプライしてみてください。

Audio recording はフェスティバルの期間中、プロの録音チームにアシストして、オーディオや映像のプロダクションの技術を学べるそう。そう言えばパリの音楽院にも録音科があり、音楽知識のある理系の人が在籍していて、彼等の録音セッションの実習に素材として（ピアノを弾いて）参加させてもらったことがあった。ヴェルビエならメディチが入っているはずだし最新の情報を得られるかも知れない。21世紀に入り、音楽と人との関わり方が大きく変わっていく最中、世界の潮流を知ったりプロから高度な技術を学ぶと同時に、志を共にする様々な国の仲間とディスカッションを交わしながら、国際的な繋がりを広げていくことは必要不可欠。ヴェルビエは若い人の発掘と育成に力を入れることを特徴としているが、新たなニーズに対応できる即戦力を養う建設的なプログラムが発表され、さすがだと思った。新たなフェーズ。

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