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【80点】河童のクゥと夏休み

プライムビデオで何故かお勧めに出てきた「河童のクゥと夏休み」なるアニメ映画を鑑賞。

所謂、現実世界に1点のみSF要素を加算して、その未知の要素に対して現代社会が右往左往する様を描くタイプの王道映画。

このタイプの映画は1点加算されるSF要素が暴力的だとSFアクションになるし、対象が主人公に寄りそう系ではSFコメディになりますよね。

本作「河童のクゥと夏休み」は、後者のSFコメディになるのですが、
その中でも、見る人に問いかけて感動を要求してくるタイプのSFハートフルコメディになります。

このSFハートフルコメディの厄介なところは、作品に登場するSF要素を取り巻く世の中の在り方から、見る人に「ああ、人間ってそういうところあるよね」って思わせるために、必要以上に悪意のある民衆とかを作ってしまう点だ。

これね、良くないよ。この手の映画見ていつも思うんだけど、世の中にそんなあからさまな悪意とかまずないから。生きてきてそんなにむき出しの悪意に遭遇する事ほぼないでしょ。過剰演出なんだよ!!!アニメだからって!!もうちょっと優しい世界描けよ!!

俺ね、ハートフル系の作品の、上げるために一度下げるって手法が嫌いなんだよ。嫌い!!下げなくていいよ!不自然だよ!!

話はそれましたが、
本作「河童のクゥと夏休み」
絵が嫌い、とかはおいといて、まあそんなに悪い話じゃなかった。
面白く最後まで見れたし。
途中飼い犬が死ぬんだけど、そこは泣いた。あ、ネタバレごめん。
人間の無自覚な悪意を描くために、無駄に犬が殺されたから、まじで腹立った。犬が死ぬ話まじで嫌い!!!犬を作者の都合で殺すなよまじで!!!

あ、ごめん話それたわ。
とりあえず、ツッコミどころが満載で、ご都合主義半端ない部分もあるんだけど、そういうの全部無視して見れば、悪い話ではなかった。80点。

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