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【75点】映画 人魚の眠る家

最近アマプラで見た東野圭吾原作、堤幸彦監督の映画
「人魚の眠る家
ストーリーがどうとか、演出がどうとか、さておき、
主人公の近親者が病気や事故で死んだり、高度障害状態になる映画はとても苦手だ。理由は悲しい気持ちになるから。

まずこの映画は主人公の娘がプールの事故で脳死状態になります。
この点がこの映画の一番嫌なポイント。

この映画は
「脳死と心臓死のどちらが人間の死なのか」
というのがテーマなので、娘がプール事故で脳死にならないと物語が始まらないのだが、俺には娘がいるんだよ、舐めてんのか。

この作品がどうかはわからないですが、重厚なテーマを社会に問うタイプの映画や小説って、ドキュメンタリー以外は逆算的に登場人物殺して、無理やりモデルケースとして成立させてるだろ。だめだよ!!架空の話とは言えそんなのだめ!!だって悲しいもん!!!

とはいえ、ひどい目にあうのが娘じゃなくて奥さんとかだったりすると俺は平気なんだけどね!ペロ!

やっぱね、身体的にも成長過程で、精神的にも自立できてない立場の者を殺すとかだめだよ!!これがさ、死ぬのが大人だったら、「いやいや、おまえの気転しだいでなんとかなっただろ!」とか、「もはや逆らえぬ運命だが、それを含めて受け入れるだけの器を持つに必要な時間はあっただろ!」と思えるけど、子供はだめじゃん!子供は!

ちなみにこの映画は各所につっこみどころが多分にあって、
見てて、「なんじゃらほい!!森の木陰でどんじゃらほい!!」ってなるんだけど、それでも娘関連のエピソード出てくると、どんなにばからしい設定が隠れててもノールックで泣ける。

会社で仕事しながらディスプレイの左下に映画開いて、イヤホンつけて見てたんだけど、仕事中に号泣しちゃったよ。嗚咽でたね、おじさんの嗚咽。
「おうっおうっ」って言いながら涙流してるので、社員に心配されて、
ちょっとお饅頭が喉に詰まって苦しかっただけだからって言い訳したよ。

でも西島秀俊が好きなので終始楽しく見れました!俳優って大事!
てか娘とプール行くの嫌になっちまったじゃねえか、どうしてくれんだよ。


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