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子供との「対等性」を築く「はじめての場所」

15秒で分かる今日のポイント
●子供が「オトナ気分」サインを出してきたとき、「対等性」を築くことを意識してみる
●対等性を築く1つの方法は、「はじめての場所への2人旅」
●「はじめての場所」は「自分も楽しめる場所」を意識して選ぶ
●「はじめての場所」では、「大人と子供という上下関係」を意識して手放す


前回、子供が「オトナ気分」サインを出してきたときに、親ができることを2つ挙げてみました。

①子供との「対等性」を築く
②子供の「わたし、出来るもん!」を裏付ける「環境」を作る

今日は1つ目の「子供との『対等性』を築く」について、です。


※これは私の友人の河合さんからのなるほど!な指摘で気付いたことです。この場を借りてありがとう。




■「はじめての場所」が「対等性」を生む理由


子供との対等性を築く方法はたくさんあるとは思いますが、私がお勧めしたいのは、「子供との2人旅」です。

先日、私も初めての「子供との2人旅」をしてきました!

既にブログに書いている通りなので詳しくは書きませんが、この旅行、本当に様々な失敗やトラブルがありました(以下、再掲↓)。


でも結果として、娘と協力し合って無事に旅行を終え、娘との関係性はとても良くなりました。



その様子を見た友人から面白い指摘が...

「親も子供もはじめての場所に行ったことで、『対等性』が生まれたんだね」


「え?そーなん?」と私は思ったのですが、その後、色々思い出して「確かに!!」と深く納得。



もしそれが、私の行き慣れた場所や行ったことのある場所なら、おそらく娘を「楽しませてあげる」ための「子守り旅行」になっていたのではないか、と思います。

「はじめての場所」だから...

○一緒に戸惑い、間違え、迷う。
○一緒に感動し、発見を喜び、達成感を感じる。



娘はその「一緒にはじめてを経験する」ということに「対等性」を感じてくれたのではないか、と今は本当に思います。


はじめての場所に行く、初めてのことを一緒に経験する「対等性」

これって、まさに我が家の6歳児のように「オトナ気分」サインを出し始めた子供に必要なことの1つなんじゃないかと思うのです。



そして、「はじめての場所」は、知らず知らずに大人が出してしまう

「大人のほうが子供より分かっている」
「大人がリードするべき」

という上下関係意識をとっぱらう役割を果たすと思うのです。




■「子供との2人旅」は「自分も楽しめる場所」を選ぶのがポイント


「子供との2人旅」の旅先の選定にはポイントがあります。それは、自分も楽しめる場所を選ぶこと。

私も旅先の選定には結構苦戦しました。

最初は娘が喜びそうなところはどこだろう?と考え、「おもちゃ王国?」「ネスタリゾート?」などいかにも子供が喜びそうな場所を検討していました。


でもどこも私が行きたい場所ではないので「子守り旅行」の意識が強くなり、段々面倒くさくなってきて、旅行計画自体が何度も頓挫しかけました


その時夫に、「自分も楽しめる場所じゃないと旅行の計画を立てるモチベーションが湧かないよ!」と言われ、

以前から友人に「温泉がすごくいい」と聞いていた那智勝浦が頭に浮かびました。

子供も楽しめる場所があるか検索すると、娘の好きな「くじら」の博物館を見つけたので、「私は温泉!娘はくじら!いいかも!」と、そこに決めたのでした。



この「自分も楽しめる場所」を意識したおかげで、私の「子守り旅行に出かける」という意識がなくなり、旅行自体が「楽しみ」になってきました。



■「初めての場所」では「大人と子供」という「上下関係」を意識して手放す


ここで1つ失敗例を。

私の初めての海外旅行は、父親と2人で行ったパリでした。

父親にとっては新婚旅行以来の2回目のパリでしたが、10年ぶり。それに、新婚旅行は添乗員付きのツアーだったので、自分が子供を連れて個人旅行で海外に行くのは初めて、という状況でした。


海外で何度か乗り継ぎが必要となりましたが、父親は英語が喋れなかったのでどこで乗り継ぎできるのか分からず四苦八苦。

無事にパリに到着してからも道が分からなかったり、地下鉄の乗り方が分からなかったりしてその度にイライラしていました。


とても焦っているけれど、それを「子供に悟られまい」、「自分がしっかりしなくては!」という気持ちから終始イライラして、旅行中は喧嘩が絶えず、結局ルーブル美術館に置き去りにされるという憂き目に遭い(今考えればヒドイ)、

パリ旅行は最悪の思い出となりました。



あのとき、「お父さんも分からないんだ、困ったなぁ」と一言言えていたなら、父親はどれだけ楽になったろうと今は思います。

子供との「対等性」なんてこれっぽっちも意識していなかった「昭和の親父」


時代もあると思いますが、

「大人と子供という上下関係」を手放せないと、結局「はじめての場所」に行っても、こんな風に意味がないものになってしまいます。


だから、「はじめての場所」は「対等性」を生み出す「きっかけ」にはなっても、結局親である自分が「上下関係を手放す」ことを意識しないといけないのではないかと思います。



もちろん「対等性」が普段の生活の中で築けていれば一番ですが、なかなかそれも簡単ではないので、

この「はじめての場所」に行く「子供との2人旅行」は良いきっかけになってくれると思います!

ポイントは、①自分も楽しめる場所を選ぶこと、②意識して「上下関係を手放す」ことです!

では、行ってらっしゃい!!











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