教養深い人になりたいと強く思っている。


45㎏になりたい、
クローゼットの中をお気にいりのお洋服でいっぱいにしたい、
誰もが見とれてしまうほどの美しい容姿になりたい、
素敵な彼が欲しい、、、

願いは次から次へと溢れてくるけれど、いつからか「教養深い人になりたい」という願いが一番先頭に来るようになった。

「容姿」に強くとらわれ、苦しめられていた中高生時代の私が知ったら、驚くに違いない。
変わったのはいつからなんだろう。

学生のうちは学ぶ場を提供してもらえる。
先生もすぐそばにいてくれている。
先生方は知識を育むために「これをやったらいいよ」と指示だって出してくれる。

それって凄くありがたいことだ。


勉強をしっかりすべきと、大人は子供たちに向けて声をそろえて言う。

私は今大学生。20歳。子供と大人の間にいる。

いや、もう大人なのだろうか。

あの頃ちょっぴり鬱陶しかった「大人」に着々と近づきつつあると自覚する。
なぜかって、最近の私の心の中は小中高生の皆に「勉強はしっかりしといた方がいいよ」って言いたい気持ちでうずうずしているから。

最近自分の教養の無さにひどく落ち込むことがあった。

さっそく世界史を勉強しなおす時間を取り、ちょっとさぼり気味だった漢検の勉強を再開した。

「教養深い人」のゴールはない。
学べば学ぶほどに、自分の無知に気づかされ、それを埋めるためにと、また、学んでゆく。

少年老い易く学成り難し。
一番若いのは、今。