2023/7/12「 「ぼくにはこれしかなかった。/早坂大輔」読書記録はしりがきⅡ 」

・すれ違う人、1人1人に確かに歴史があること。
初恋があって、どうしようもなく意地悪になった日があって、寝坊した朝があって、誕生日があって、YouTubeを見るだけで終わっていった1日があって…
当たり前かもしれないけど、物凄いことだと、私はやっぱり何度も思う。
思わずにはいられない。
凄く不思議で、凄く愛おしい。凄くときめく。

やはり背景や過程を知るということが好きだな、と思う。
第一印象や直感の持つ力も偉大だと感じるが、そこに背景や過程が付随されることでさらに輝きが増すような気がするのだ。
愛おしく思わずにはいられない。

近所の古書店の主にBOOKNERDの存在を教えてもらっていて、一つ引っ掛かりはあったのだけど、この書籍に偶然出会って、もうひとつ大切な引っ掛かりが生まれた。BOOKNERDと私との歴史にも歴史が重なっている。
色んなものやこと、存在に、そうやって歴史を背景を、思い出を、重ねていくということが好きだ。
私にとっての価値が何倍にも何倍にも膨れ上がっていく。
愛が増していく。
そういうものに囲まれるように私は生きていきたいと思う。

縁を大切にしながら、私の歴史を作っていけたら。
そんなことを考えながら読んだ一冊。

BOOKNERD、いつ行こう。
BOOKNERDというお店と、店主の早坂大輔さんの歴史の断片を覗いた上で、BOOKNERDに赴くのは少し気恥ずかしさもあるけれど、凄く楽しみ。
私とBOOKNERDの歴史を丁寧に作っていきたい。

【関連:断片的なものの社会学】

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