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エスコンフィールド北海道の平日ナイターは18:00開始でいいのか

こんばんナマステ💚Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️

気がつけば北海道日本ハムファイターズがリーグ4位に浮上してきたこともあって、エスコンフィールド北海道の試合が平日ナイターでも2万人を超えることが珍しくなくなってきた。

少し前までチームが弱くて人が来ないので混雑が改善された、という皮肉もあったくらいなのに。

とはいえこれは、本来想定されていた開業フィーバーがやっと来たに過ぎないと思う。

チームが好調なことに加えて、

4月の北海道は寒く人があまり出歩かない、

5/8にCOVID-19が第5類になり、ほぼパンデミックが終結した、

空いていた時期があることで「ほとぼりが冷めたら行こう」と思っていた人を喚起した、

こんな理由がありそう。

だけども、今来ている人は元々札幌ドーム時代から足繁く通っていたリピーターを除けば、一度は行ってみたいと思っている人ばかり。

それに加えて今年はエスコンフィールド北海道を定着させるために、これまで函館、旭川、帯広、釧路といった道内各地や旧本拠地の東京ドーム、それにここ数年巡業先として定着していた静岡での試合を行わない。

静岡は兎も角、道内各地や東京からコロナもあって試合観戦に飢えているファンが詰めかけているわけね。

来年以降、静岡はわかんないけど、道内各地や東京ドームの興行は復活する可能性が高いし、何より「一度行ってみたい」と思っていた人はしばらく来なさそうなので、特に平日ナイターは集客に苦戦する可能性が高い。

なぜなら今のナイター運営には致命的な欠陥がある。

それは札幌ドーム時代と変わらぬ18:00プレイボールであるということ。

NPBにおける平日ナイターのプレイボールがほぼ一律で18:00であるのは何故なのか。

それは母都市の都心(電鉄系のチームの場合は沿線)で17:00終業の人がプレイボールに間に合うため、

もうひとつは翌日のことも考えると基本的に23:00までには観戦者が家に帰れるようにするため。

野球は試合時間の読めないスポーツだけど、およそ3時間台前半で終わるのが平均で、ホームチームが勝つと何らかのセレモニーがあったりするのでだいたい4時間というイメージになる。

オフィスから球場、球場から家や宿泊先がドアtoドアで1時間以内という想定においてこれが最適なんだな。

実は元々19:00スタートだったのがオイルショックで繰り上がったんだけど、それが終わっても今の今まで継続している。

1970年代前半には日本人の間で環境やエネルギー問題への意識が高まり、元に戻せば批判を浴びる可能性があったのかもしれないけど、

それだけじゃなく前述のように観客にとって最適解であることに加えて、選手にとっても都合がいい。

翌日の試合のために移動したり、あるいは翌日がデイゲームだったりすれば少しでも早く試合が終わってほしいから。

ちなみにMLBはまったく違う論理で動いていて、東海岸では20時開始、西海岸では17時開始が基本。

これはTVで全米中継を行う際、国内の時差を考えると、これが一番視聴率が取れるから。

時差の問題もさることながらNPBは観客ビジネス、MLBは放映権ビジネスだということ。

ただし選手会からの要望で移動日の前日は試合時間が早められたりもしている。

そう考えたとき、エスコンフィールド北海道に移転したとはいえ、その母都市は札幌であり、オフィスが集まる都心は大通周辺ということになる。

17時に仕事が終わり、すぐに地下鉄に乗るか、札幌駅までは歩いたとすると、北広島駅到着は札幌駅17:22発の快速エアポートで17:39となる。

北広島駅からエスコンフィールド北海道までは人がいなければ約20分なので、これではプレイボールにほぼ間に合わない。

札幌駅17:11発の快速エアポートならば北広島17:22着だけど、それに乗るのは厳しいよねぇ😅

また、セレモニーも含めて22時に球場を出て北広島22:31発の札幌行き快速を利用した場合、多くの人が住む地下鉄沿線やJRの札幌ー手稲間などで考えると23時を回ってしまい、敬遠されがち。

要するにこれ、球場前に新駅ができることを前提にした立地なんだな。

ということで、いま平日ナイターに詰めかけてる人は、土日休みで昼間勤務の人と考えた場合は有休や半休を取って来ている可能性が高い。

それって、野球観戦以外の趣味がないとかなら兎も角、基本的にはサステイナブルとはいえないんじゃないかな。

したがって、来年以降平日ナイターの集客は落ちると思う。

これに対してどのような方策を取ればいいか。

プレイボール後のチケットを激安にして、ナイターに必ずいる呑み食いメインの人を集める方法なども考えられるけれど、

野球あっての野球場という考え方からいけば、やっぱり先発投手の最初の一球が見たい。

ではZOZOマリンスタジアムのように18:15プレイボール、さらに金曜や祝前日は18:30プレイボールにするのはどうか。

千葉ロッテマリーンズがこのようにしている理由は、母都市を千葉とともに東京に設定しているからで、東京へ通勤して住まいは市川や船橋というペルソナを想定している。

東京駅から海浜幕張駅まで京葉線の快速が約30分、そこからのマリンスタジアムまでの距離を考えると、大通からエスコンフィールド北海道へ行くのと条件が近い。

まして金曜は帰りが多少遅くなっても構わないためプレイボールを更に遅らせて、より広範囲の集客や図っている。

それでもこれ以上遅くできないのは、観客の帰宅問題と選手の負担。

エスコンフィールド北海道でも同じようにしたら、帰宅がやや遅くなるとはいえ試合を最初から観られるという満足度もあるため、今よりも観客の心理的負担を減らせる可能性は高い。

ただ、千葉ロッテマリーンズというか千葉県の場合は人口重心が東京に近い側にあり、球場から見て職場より自宅の方が近い人が多いと思われ、都心にある横浜スタジアムなどとは真逆の条件。

これに対して札幌は厚別区や白石区に誰もが住んでるわけじゃないからなぁ。

18:15プレイボールはいいとしても18:30プレイボールは敬遠される可能性も否定できない。

そこで思うのは新駅を片側だけ先行して整備するということ。

球場に面した札幌行きホームを設置して、20時頃から電車を停め始めるようにしたらどうか。

すると帰りはスムースに電車に乗れるため、手稲区、南区、北区といったところでも18:15プレイボールなら23時前には帰宅できる。

新駅が予定通りできれば理想だけど、そーもいかないから、時間繰り下げと片面整備で観客滞在時間をコントロールすればいい、って話。

駅の整備イメージはこれで、

ここから更に片面だけの整備にして工費・工期を短縮する。

断っておくけど、片面整備のアイディアは自分で思いついたんだけど、他にも思いついてる人がいた。

試合は基本的に最初から最後まで観たいじゃん。

そこをどうコントロールしていくのか、っていうところが北海道日本ハムファイターズに問われている。

それじゃあバイバイナマステ💚暑寒煮切でしたっ✨

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