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入院することになった話。

KANちゃんの話はちょっとお休み。
またもや、自分の人生において記録すべき事態が起きたので、そちらの話題。
合間にKANちゃんのことも書くからね。

たぶん、それは一昨年くらいの話。
月に一度通っている整体の先生から、
「新しく腸セラピーというやつを覚えてきたからやってみる?」と、
持ちかけられ、お試しで施術を受けることになった。
お腹の調子は決して良い方ではなかったので、即答した。

施術当日。
私のお腹に手を当てた先生が、ん?これは?もしや?
と言い始めた。
お腹に何かあるよ、と。
実は、その先生の奥様が子宮筋腫が大きくなって切除したそうなのだが、
その時の感じに似ているようだ。
婦人科で診てもらった方がいいよとアドバイスを受けたのだが、
忙しさにかまけてそのまま。
でも頭の片隅にはいつもあって、さて、どこの婦人科がいいかなと、
リサーチはしていたけれど、結局受診しないまま時は過ぎ。

ある時、どうもお腹の調子が悪く。
毎回2回続けてトイレに行く事態が起きていて。
とりあえず何かあったら内科か?と、近所に新しくできた内科を受診。
やはり触診した先生が、これは?と。
先生の見立てで、おそらく子宮筋腫であろうから、MRIを受けるように言われ、
紹介状を持って大きな病院に。
結果、やはり間違いなく子宮筋腫で。
大きくなりすぎてるから、切るしかないかもね…
というわけで、地域でいちばん大きな病院を受診することになったのが、
昨年7月のこと。
そこからほぼ月に一度病院に通って、検査と受診を繰り返し。
予定されていた今日に至りました。

本日、入院しました。
明日、子宮筋腫と子宮、卵管の摘出手術を受けます。

最初の受診から8ヶ月、この病院に通い始めて半年。
長い時間でした。
11月からレルミナというお薬を飲み始め、
生理を止めて筋腫を小さくすることを目指しました。
私の場合は、子宮の外側に大きくなる筋腫で、
その大きさは20センチにもなるらしい。

年齢なりの肥満でお腹が出てきたから、ダイエットしなきゃとか、
ぽっこりお腹を引っ込める体操など試していましたが効果は無く。
出っぱったお腹のほとんどが筋腫であったようです。

思い返せば、
春に履いていたズボンがその年の秋には履けなくなったなんてことがあり。
本当に肥満だと思って過ごしていましたが、
あの頃大きくなっていたんでしょうね。
忙しさを理由に、検診もまともに受けていなかったので、
筋腫があることすら知らずに過ごしてきました。
自覚症状も無かったし。
検診って大事。
もっと早く気づいていたら、投薬治療だけで済んだのかもしれません。

私は出産経験もないので、子宮がその役目を果たすことなく
摘出されてしまうことになるのか…と思うと、何だか申し訳なくて。
己の不甲斐なさ…というか、いい加減さにちょっと呆れますが。
今までちょっと気になっていたあんなことやこんなことが楽になるのかも?と、
前向きに捉えることにしています。

入院なんて子どもの時以来。
ほぼ、初めてと言っても良い状況です。
初めて体験することを面白がって、入院生活を送ろうと思います。

自分がこんな状況の時に、KANちゃんのことがあり、かなりダメージを受けました。
自分の入院が決まった直後だったし、KANちゃんも頑張っているのだからと、自分を奮い立たせようと思っていたので。

私の場合は要らないところを取ってしまえば済む話で、
命には関わり無さそうですが。
もし、何かあったら、KANちゃんの星へ行かれるように祈ります。
そう思うと、ちょっと怖くなくなる気がします。
でも、まだ行きたくないからね。というか、行かないからね。
迎えに来ないでくださいね。

入院1日目。
最後の晩餐を終えたところ。
メニューはメンチカツだった。愛はカツ。

入院している科が科なので、時折、新生児の声が聞こえて、
なんかパワーをもらえる感じがする。
明日の本番、頑張ろう。

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