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OWNERS → ukka へのリニューアルプロセス

株式会社ukkaが運営する一次産業のD2Cプラットフォーム「OWNERS」が、サービス名を「ukka(ウッカ)」に変更しフルリニューアルしました!

リニューアルに伴うロゴやUIのデザインに携わったので、その背景や過程をご紹介できればと思います。

サービス名は変えない予定だったけれど

今回のリニューアルは、市場環境やユーザーニーズの変化を受けて購入形態を増やすことを軸に、UIのフルリニューアルからはじめました。

以前は「予約注文」のみでしたが、リニューアル後は「都度購入」「サブスクリプション」「年間会員」といった購入形態も追加されるため、情報や動線の整理などを行っています。

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〈商品詳細画面の改善例(※一部実装中)〉
・この商品がどのような購入形態に対応しているか記載
・この商品がいつ届くのか、分かりやすく日付を記載
・商品がより魅力的に見えるよう写真サイズを3:2に変更し、サムネイル写真を追加 …etc

ただ、購入形態が増えることで様々なニーズに対応できるようになるものの、「OWNERS」という名称と提供する機能に隔たりがあるのではという気持ちが、メンバーのなかで段々と大きくなっていきました。

「OWNERS」というサービス名は、予約注文を通して生産者のオーナーになることから命名されていたのですが、いつでも買える「都度購入」は、機能的には一般のECとほぼ同じです。確かに、元々の「OWNERS」の意味とは少し離れた購入形態に感じます…。

ということで、当初はサービス名は変えない予定でしたが、サービス名を会社名と同じ「ukka」に変更し、ひいてはロゴもリニューアルすることとなりました。とはいえ、そのときすでに8月。リニューアル版リリース予定の9月上旬まで約1ヶ月しかありません 🏃💨💨💨

大まかな方向性をディスカッション

まずは、ukka代表の谷川さん(@kei_tanigawa)・小林さん(@toshi_k)と、大まかな方向性についてディスカッションしました。元々のukkaロゴをサービスロゴとして使った場合の懸念点や、こういう雰囲気のロゴはイメージと近い・遠いといった感覚的なものも含め、ざっくりと方向性を絞って行きました。

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大まかな方向性の中から複数サンプルを制作

次に、大まかな方向性の中から考え得るパターンを出し、いくつかロゴのサンプルをつくっていきました。「これはよさそう」というものから、「方向性から外れてはいないけどちょっとないかな」というものまでつくります。

ここでは、あえて「ちょっとないかな」というサンプルをつくることが大切だと思っています。例えよいもの・適したものであっても、それ単体だと判断しづらいものです。比較することで、求めているものの要素や判断軸がより明確になって行きます。

最終案をブラッシュアップ

最終的に、下記の案が残りました。ukkaの語源となった日本の古語「ウカ(穀物・食物の意)」の意味を表しつつ、幅広いユーザーの年代(若いファミリー層から、定年退職したご夫婦まで)を配慮した上品さ・落ち着きもあることが大きな理由です。

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採用案が決まったあとは、さらにブラッシュアップを重ねました。タイプフェイスやシンボルマークのバリエーション検討に加え、ほぼフリーハンドと目測でラフにつくっていた造形を、きちんとガイドラインを引いて設計図のように細部を整えて行きます。

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さいごに

ただでさえ機能の大幅アップデートで大変な中、サービス名・ロゴ変更の決断をしたことは、本当に勇気がいることです。あえて困難なほうへ進んだukkaメンバーと、デザインパートナーとして関われたことは非常に光栄です。みなさま、お疲れさまでした 👏

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生まれ変わった「ukka」では、様々な旬の食材・生産者こだわりの食材を取り扱っています。週末のちょっとした楽しみはもちろん、家族やお世話になった方へのギフトにもおすすめです。おいしいものに目がない方はぜひ!


※ロゴ画像引用元
https://www.farmdrop.com/
https://www.rice.press/
https://www.farm-o.net/
https://www.goodeggs.com/




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