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もんもん日記 教育と愛国

もともと、うつけんスクール受講中にノートとして、その感想文として、私の記憶をのこすための記録として使い始めたnoteだったけれど、最近は頭の中を整頓するためというか、ただただかきたくてかいてる。今日は満を持して「教育と愛国」というドキュメンタリー映画を観てきたのでそれについて感想文をかいておきたいと思う。(感想文にならないかも)教科書作りにあたって、政府が介入していることはなんとなく知っていた。安倍晋三が新しい教科書をつくる会で、日本人として誇りを持てるような教科書をつくろうみたいなことを言っている動画をみたこともあるし、スガが学術会議の任命拒否したこともあって創造はたやすい。政治的圧力をかけてきているのだ。(政治家たちは圧力ではないと主張するだろうが・・・)教育と愛国でも展開されていた議論、従軍慰安婦問題や南京虐殺など日本の戦争加害を扱うと「反日教育だ!」だの「日本人の自虐だ」ということになるらしく、でも出版社は出版したいし、政府の意向を採用せざるを得ないというか。そういう今までにも聞いたことのある、いや〜なループでまわっているようだ。私自身、特殊な教科書で教わったことは一切ないし、教科として好きな日本史の先生もク○だった。今思うと、私の日本史の先生は私とは反対の側にたっていた気がする。でもなんでか、私は「反日」と呼ばれる頭の中をしている。(頭の中をしているって表現おかしいけど)従軍慰安婦という言葉ですら教科書に掲載してはいけないらしいが(閣議決定だそうな)韓国で慰安婦として連行されたといっている人がいるわけで、それが一人であろうと100万人いようと、そう言っている人が勇気を出して声をあげていることに対して無視してはいけないと思う。私がこの分野を専門的に研究しているわけではないけれど、研究している方々の書物を読み、やっぱり日本の戦争被害だけでなく、戦争加害についてきちんと知る必要があるし、歴史に学び、その時代に生きていた人のことを想像することが学ぶ意味であり、知のスタート地点だと思う。自分なら・・自分の家族なら・・と想像し、胸が押しつぶされる経験をして、やはり二度と同じことが起きないように祈ったり、小さいことでも行動していかないといけないと思う。だから、学者さん、研究者さんに税金を使っておおいに研究してもらうことに全く異論なしである。

さーーーて。
安倍や新しい教科書をつくる会界隈の人々が連呼していた、日本人としての誇りをもつってどういうことなんだろう?愛国ってなんだろう?と思う。私はたまたま日本で生まれて、日本人らしいけれど、それだけで誇りはもてない。日本人に生まれようが、韓国で生まれようがアフリカで生まれようが私は私であって、日本人だからといってすごいとかないでしょ。その私が日本で愛国教育を受けることで、日本人としての誇りをもつようになるということなんだろうか(とりあえず、、ならなかったよ。)日本の歴史ってこんなにすごくて、日本人はこんなすばらしい歴史を築いてきたんだよ!って?それって、なんかおかしくない?そういう面もあるし、そうじゃない面もあるよね。我々はすごいんだー!って思うこと、思わせることが愛国教育なのか?って頭の中が路頭に迷いそうである。私の頭の中に教育とはこうだ!とはっきりした答えはでていない。でも、新しい教科書をつくる会の人たちの意見は、偏りすぎていたし、歴史を改ざんしているようにとれたし、いやいや、それは違うんじゃないか?とたくさん思った。映画の中で度肝をぬかれた発言が、歴史学者であるらしい伊藤氏が、「教科書からなにを学んでほしいですか?」という問いに対して「なんにも学ぶ必要はない」と言い放っていて、ズコーとなっていたら、隣の人も同じようにズコーとなっていた。また、読んでもない教科書を批判したハガキを多量に送っている松浦氏がインタビューで「自分が尊敬している人が言ってるから抗議した」とか、いやいや、その教科書読まずに???何枚も?コピーして?そして、その教科書の出版社を「知りませんねー」とか言ってて、ズコズコズコーであった。心底、理解できないが、私の父親もそういう部類の人間であり、マグマの底までいっても理解しあえないので、そういう人って結構いるんだなぁとやけに納得してしまった。これ納得している場合ではない・・・はぁぁ。しかし、質問を投げかけてもほぼ論点をそらしてまともに答えず、即答したと思ったら「弱いから」とか「他の人が言ってるから」?!?!あまりの安直さに、空っぽなん?と頭の中に????100万個で、都度都度驚かされてしまうなぁ。そういう相手とは関わりたくないのだけれど、そういう人たちはたくさん存在しているわけで、無視したらあかんくて、じゃあ、そういう人とはどうやって対話していけばいいのか考えさせられる。映画の趣旨からはかなりずれているのだけれど、そんなことが私の頭をよぎる。

うまくまとめられないのでひたすら独り言コーナー
国(政府)は、国家に忠誠を誓うような、国の考えが私の考えですみたいな、国にとーっても都合のよい国民をつくりたいようにしか思えない。政府が、国に忠実で真面目な(?)日本人になりなさい、そしたら思考停止して、余計なことは考えなくてもいいようになりますよ。我々は日本人というだけですばらしいんですから。と言ってきているように思えた。1984かよ!おそろしいなぁ。結局、政府側の人間はこわいんだろーな。なにかに怯えてるんだろうな。とも思えた。
そして、そもそも教育に政治が介入してきているという事実に驚いていない自分もこわい。もう慣れてきてしまっているんだよ。。この異常事態に。だから、自民党がうたう憲法改正なんてあかんのだよ。そこ!
独り言独り言
また頭ん中で何かがまとまったらかきたい。

映画製作してくれた方々、関わった方々、平井美津子先生、牟田和恵先生に
心から敬意を表したい。ありがとうございます。自分も何かできることみつけてミクロ級小さいことでもやっていきますと誓う。

ドキュメンタリーだからそりゃそうなんだけど、みた後、スカっとしたーとか泣いたーとかそんなんじゃなく、ただひたすらに「もんもん」を与えてくれる。もんもんさせてくれてる、まだ我々はもんもんとできる。もんもんして考えて、かえなあかんのやああああ 心の叫び 以上。


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