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メントレco-育て#3 『知識のビー玉は興味という糸に紐付けされる』

脳という瓶の中に詰められている、知識という様々な色のビー玉。
毎回毎回何が必要か探していると、探すことに時間がかかる。
もし、1つのビー玉をひっぱるだけで、他のたくさんのビー玉が引き出せるのなら、必要な知識を素早く引き出すことができる。

私はその知識と知識を紐づけるのが、興味だと思っています。

電車が大好きだった息子が、駅名が好きになり漢字に興味を持ちました。
そんな息子は自ら漢字検定も受けたいのだそうです。
そこから様々な場所に電車で出掛けることで、都道府県や地名に詳しくなりました。
そこからYouTubeで都道府県ランキングの動画を見て自分の故郷に興味を持ち、そこに映っていた綺麗な景色を写真におさめたいのだそうです。

何を好きで、何ができれば凄い!という話ではなく…
人の学びって、興味と経験によって知識が強く紐付けされるということです。
まさしくモチベーションが全てに影響してますよね。

私は普段教師をしています。
学校という場で知識を学ぶ機会を提供していますが、高学年になると記号や言葉の抽象物を頭で組み合わせます。
しかしながら、幼少期の知識や経験が圧倒的に不足している子どもは、1つ1つ知識を引き出すしかありません。
紐付けという連動性がなく、非常に時間がかかります。

幼少期から1つのことに特化せずに、多種多様なものにいかに触れられるか。
子育てには、そこが1番問われると思います。

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