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DJを吊るせ

今はバカンスの途中、これが終わったら意気揚々と幸せそうな文章を書いてやろう。

しかしながら今日、卑屈で卑怯で臆病な僕はまた逃げてしまった。ので。

何かこの2月が全てを救ってくれる存在だと思っていたのに、

まただ。

酒を垂れ流して、飲み込んでもだめ。

夜の箱に行ってもだめ。

何も変わらず、この気持ちを整理しようとここに逃げてくる。

そんな尖り方いらないよ。

一緒にいった女友達がナンパされているのを見ながら、その子達が他人から女に見られていること、そして人は変わっていくことに気づき、同時に自分が何も変わっていないことにため息をついた。

あんなに期待していた小さい箱を抜け、1人夜の街の中を一歩ずつ歩く。

小さいウィーンの街は静かで、悲しかった。

さっきまでの耳鳴りをかき消すように、The Smithsを聴く。

モリッシーが叫ぶ、「DJを吊るせ!」

そしたら何かが変わるのか。

もうこんな馬鹿なことはやめて、寝てしまう。

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