文学フリマに参加するまでの道【1】文学フリマで購入した大好きな本5冊
なんとなく遊びに行った東京開催の文学フリマ。そこで出会った本が私を導いてくれたのだ。
一度だけ夏のコミケに行ったことがあった。数冊買った本はあったけど、自分が何かしたいとは思わなかった。でも、文フリは「私も出店したい、できるかも?」と思わせてくれた。
そのきっかけを作ってくれた今でも宝物の5冊、紹介してみたい。
りゅうのエポカとはじまりの手紙(シリーズ)
手元にあるのはシリーズの3冊目までだけど、4冊目まで出ている。こちらの作者のAtelier Epocha(アトリエ エポカ)さんは精力的にイベントに出展されているので、どこかで手に入れたいと思っている。
たまたまブースの前を通って、何か惹かれるものを感じて手に取ってみた。その独特な絵柄、色使い、大胆な構図などにドキドキした。
りゅうが生きていた証を残したい。たったひとりで暮らす竜のエポカが、ボトルに手紙を入れて海へ流す。
右ページの左上の点のようなもの、これは流れていくボトルだ。水平線の向こうに見える、夜明けの光。
竜の流した手紙が勇敢な少女の手に渡ったことで、物語は大きく動いていく……あとは買って、自分の手で開いて読んでほしい! 通販されてます。
DESCRIPTION OF THE WORLD
- BRITAIN AND ITALY -
帝國文化院さんの本。
写真の良さはもちろんだけど、判型が大きく、光沢があって、とても本全体の形が美しかった。
手に取ってみたら、ご自身の旅行で見つけた美しい景色が散りばめられていた。まるで自分もそのその土地に行けたような気分になる。
私も自分が旅行先で撮影した写真をこういうふうにまとめたい! と心を突き動かされた。
これまでは、旅行に行って気に入った写真があっても、オンラインミーティングの背景にするくらいしか出番がなかった。ちゃんと冊子にまとめて出したら、どこかの誰かの心に響くかもしれない、と考えるとワクワクした。
この本のいいところは写真だけではなくて解説も兼ねたエッセイが記されていること。写真とエッセイでその土地の魅力をいきいきと写しとられていることで、その土地に近づける感じがする。
台湾に行けないから近所のホテルに泊まって同人誌作ってました。
〜関西のホテル 自腹本音レビュー〜
鉄窓花書房 tamazoさんの本。デザインはきよさん。
魅力はありすぎるのだけど、
情報量!
デザイン!
綺麗な写真!
机の使いやすさを重視したレビューが面白い!
下の写真で雰囲気が伝わるだろうか?
京都に引っ越す前だったので、下見の際に泊まるホテルが知りたいな……と思って手に取ったとんでもない本だった。
机の使いやすさ(写真つき!)、朝ごはん、近隣のおすすめスポット、Wi-Fi、すべてが忖度なしの本音レビュー。助かるー。
必要な情報がきっちり書かれてて、写真もデザインも綺麗で、紙も上質。なんでこれが同人誌なの?同人誌とは??
同人誌の定義がとても古かった私の頭をバチコーン!とぶっ叩いてアップデートしてくれた1冊なのだった。
文学フリマの楽しい経験と、上で紹介した本のおかげで文学フリマに参加したいという夢ができた。
具体的に日程など組んでいかなくちゃな…
「準備は3ヶ月前からしたかった」というnoteを見たので、まだもう少しゆっくりできるかな。あと、赤字が出ないようにしたいし(無理かも)。
まだまだこれから楽しみだ。
\文学フリマ出店までの道 まとめ/
いつもありがとうございます。 京都中あちこち巡ってnoteを書く取材費に充てさせていただきます!