【谷中佑輔「空気きまぐれ」】リハ記録①11月8日
京都芸術センター公式noteでは、12月15日(金)、16日(土)に発表を予定している、谷中佑輔「空気きまぐれ」のリハーサルを一部紹介していきます。
ベルリンより来日し、11月1日から京都芸術センターでの制作をスタートした谷中佑輔。1週間の準備期間を経て、11月8日、コラボレーターの横尾友美と初めてのリハーサルを行いました。
2名の手話通訳士と、京都芸術センタープログラムディレクター・谷、アートコーディネーター・平居をまじえて、(出演契約とこれからのリハーサルについて確認したあと、)アイスブレイクとして「ザッツ・イナフ(That's enough)」というワークを行いました。
「ザッツ・イナフ」のルールは下記のとおり。
2人1組になる。ひとりは寝転ぶ。
もうひとりは、相手の体に、心臓マッサージのような体勢で、徐々に重みをかけていく。
押さえられている方は、重みに我慢できなくなったら、床をコツコツ叩いて知らせる。
押さえている方は、少しずつ体の力を抜いていく。
相手と自分の身体のあいだの「バウンダリー」(=boundary、境界、限界)に敏感になること、今後のリハーサルに向けて、お互いの「バウンダリー」をコミュニケーションで伝えられるようになることが目的です。
どこに体重をかけてもよいのですが、「ここ」と決めた位置にまっすぐ、力を加えていきます。
押さえられている方は、「無理」と思ったら、迷わずに相手に知らせなければなりません。
ふともも、骨盤、手のひら、額、足首、二の腕、お腹、胸骨・・・
どんなに押さえつけられても平気すぎてまごつく場所もあるし、触られるだけで即座に恐怖を感じる場所も。
「ザッツ・イナフ」のあとは、谷中佑輔が、「空気きまぐれ」のコンセプトや、舞台に登場する予定のオブジェについて紹介しました。
2時間の初回リハーサルは、すこし緊張しつつも、あっという間に終了しました。
これからは、毎週水曜日と金曜日、13時から17時までのリハが本番まで続きます。
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