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【芸術と娯楽のふりかえり】ていねいに書く雑文~354~20231230

今年からだと思うけども「なんかいい時間の使い方」に憧れて、小説やら映画をちょいちょいと触れるようになりました。映画は完全に娯楽なんですが、小説の場合はどうしても「よっこいしょ」と気合いを入れないと読む気にならない。これは若者の本離れ、いや、若者ではなかった。たぶん読書に対する経験値の少なさが原因かと思います。

印象に残っている本と映画について少しだけ感想を。

「ダンス・ダンス・ダンス」村上春樹

初の村上作品でした。期待値が高かったのですが、たしかに面白かったです。でも「で、結局どうゆうことなん?」ってのが正直な感想といえます。
でも小説って割とそういうもんかも。オチに向けて話をすすめて行ってるはずなのに、オチ切らないこともあるというか。

「旅をする木」星野道夫

これは小説じゃなくてエッセイですね。超ザックリいうと、アラスカに住んでる人がその場で体験したことをつづっている本。わたし、外国のこと、全然わからないんですけど、その情景が浮かんでくる感じが好きです。厳しい自然!とかの話じゃなく、もちろん厳しいんだけどホントにアラスカ好きなんだなというか。自然や動物、人への愛を感じる本でした。
「何度も読み返したい本」なんて言われてるみたいで、確かにそうかもと思います。

本はこの他に、向田邦子作品をちょこちょこと読みました。

映画「生きる LIVING」

黒澤明の映画の海外リメイク。そのタイトルの通り、「生きる」ことについて考えさせられる作品でした。よく生きるとか、今を生きるとか、そういうの大事よねって思わせつつ、映画内でも取り上げられているように、そういう熱意はすぐに薄れてしまう、結局人は変わらない、みたいな。そういう内容でした。そのオチがいいなと。
わたしは常々「熱意とかモチベーションは続かない」と思っているタイプなので、最後、元通りになってしまうのは残念に思いながらも、納得がいく内容だなと。
モチベーションがなくてもやることやる、自分にウソつかない、みたいなのが最強なのかなと思う次第です。

あとは君たちはどう生きるかとか、シン・ウルトラマンとか、シン・仮面ライダーとか、ゴジラマイナス1とか、インディジョーンズとか、ブラックパンサーとか、キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンとか観ましたね。どれも面白かったですよ。
ミッションインポッシブルは見逃しました。今は「首」と「ナポレオン」が観たいです。


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