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戦場のメリークリスマス(4k修復版)見てきました

皆さんメリークリスマス!…な季節ではないですがこんにちは。戦場のメリークリスマスを劇場で見ました。15年くらい前にTVかDVDかで見たような記憶はあるのですが、ほぼ忘れており、地元で修復版を上映すると聞いたので、スクリーンで教授の曲聞きたいという思いもあり劇場で向かうことに。

ここだここだと着くと、目に入ったポスター。教授とボウイが美しい。ボウイ演じるセリアズが遠く未来を見据えてるような顔つきに対して、教授演じるヨノイ大尉はまっすぐ見据えてるようで心ここにあらずのような表情にも見えて…対象的な二人のポスターで好きです。ワクワクしてきました。

内容はネタバレにもなるので伏せときます。いや40年前(1983年上映)の作品ではありますが、見ていて特に古臭いということは感じず、それよりも内容のドンパチしなくても戦時下の恐怖をかけている、そしてそれらはセリアズとヨノイ、ハラ(たけし)とロレンス(トム・コンティ)らの出会いが違えば親友になれたかもしれない関係も軍隊と俘虜という環境が暴力と抑圧に塗りつぶされていくのが悲しさを感じるし、それでも愛や道徳を謳うことで最終的には…と繋がっていくのが見ていて胸がいっぱいになりました。勿論あの有名な「Merry Christmas Mr.Lawrence」も、EDに流れてくる時の余韻が素晴らしい。映画のEDの曲の大事さを改めて感じました。
映像としても古臭さを感じなかったのは、4kにしていたのも大きかったと思います。

うちに帰って、復刻版かなと購入したパンフレット(中身は4k版ように新録内容でした、それはそれで監督と教授の子供さんらの対談とかあって副読本としておもしろかったです)を読んでいると、帰ってきたおかんがそれを見て「なんか見てきたの?…戦場のメリークリスマスじゃん、今やってるの!?」と嬉しそうに聞いてきました。パンフ内の解説にも書いてありましたが、おかんも当時あったらしいの戦クリブームのもろ直撃世代の人でした。そういえば劇場で他に見ていた人もおかんと同年代の女性の方が多かったなあ、一人はハンカチで目元吹いてた人もいましたね。でも極限の環境の中でも愛や友情を深めていくセリアズやローレンスに共感していく若者が多かったのもなんとなくわかる気がします。


今こういう時代で、情勢も安定しないし、いつ大きな戦いが起こってもおかしくないですが、そういう時代だからこそ、この作品を見れて良かったと思います。本当は地上波とかでも放送すればいいのにとも思いますが、昨今の倫理コードとかだと難しいのかなあ(開幕掘った云々で処刑とか切腹シーンとか暴行とか駄目かなあ。でも前にショーシャンクの空に日テレで放送してたから掘った云々は大丈夫かな?)

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