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無意識の口呼吸にご注意を!!

こんにちは♪共育LAB.スタッフのかーちゃんです*
4月と言えば桜の季節、そして、学生なら入学式や進級、社会人なら入社式や転勤など、新生活がスタートする月です!また環境の変化に加えて、寒暖差の大きな気候も手伝って、思っている以上に心身への負担が大きい月でもありますね。

さて、この度3月13日より政府は新型コロナウイルス対策のためのマスク着用の考え方を変更し、個人の判断に任せることとしました。
飛沫を防ぐために必要なマスクですが、息苦しさや話しづらさ、頭痛、肌荒れなどのトラブルに悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。実は、マスクの着用ではもう一つ、無意識のうちに口呼吸になっている方が増えているという問題が指摘されています。口呼吸が慢性化してしまうと、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるなど、様々な健康上のリスクが生じるといわれます。
まずは、以下のチェックリストに1つでも当てはまる場合は、口呼吸になっている可能性がありますので是非確認してみて下さい。

口呼吸チェックリスト

• 口の中が乾きやすい
• 集中しているとき、無意識に口が開いている
• 唇が荒れている
• 唇が乾いている
• 鼻づまりがある
• いびきをかく
• 起床時に口の中が乾燥している
• 起床時にのどが痛い
• 起床時に口臭がある
• 寝ている間によだれが出ている

皆さんはいかがでしたか?
人間は本来、安静時には鼻呼吸をしています。運動したときなど、大量の酸素を取り込む必要があるときには口を開けて、鼻と口の両方で呼吸をします。

鼻には空気の中のチリやゴミ、ウイルスなどがからだのなかに入るのを防いだり、からだに入ってくる空気の湿度や温度を調節する役割があります。口呼吸になると、鼻のフィルター機能やエアコン機能を介さずに、気道に空気が直接入るため、細菌やウイルスに感染するリスクが高まります。さらに口が乾燥して唾液が少なくなれば浄化作用・殺菌作用が得られず、歯周病菌などの細菌の温床にもなり、口臭や歯周病の悪化のリスクも考えられます。

また子どもの口呼吸にも注意が必要です。ポカンと口を開けた状態が習慣になっている子どももいます。幼少のころから口呼吸が習慣になっていると、口まわりの筋肉がゆるんで弱くなります。それによって前歯が前方に突き出たりするなど、長期的にあごの発育(歯並びや噛み合わせ)にも影響を与える恐れがあります。

口呼吸になってしまう原因は、鼻づまりや顔面の骨格の形状、口まわりの筋力が低下することなどが挙げられます。マスクを長時間付けていると、口の筋肉をあまり動かさなくなり、筋力が衰えるために、より口呼吸になりやすいと考えられます。

口呼吸を防ぐためには、日中であれば意識して口を閉じ、鼻呼吸をすることが大切です。
夜間、就寝中は無意識になり、呼吸を自分でコントロールすることができません。加湿器で空気を加湿する、こまめに水分補給をしてのどを潤す、就寝時はベッドサイドにペットボトルの水を置いて水分を摂れるようにする、唇の両端にハの字形にテープを貼って筋肉の緩みを抑え、口が開くのを防いだりするなど、自分に合う方法を探し、工夫して健康維持に努めてみてはいかがでしょうか。

最後に厚生労働省でもマスクの効果について検証しており、感染予防や花粉対策にかなり高い効果をもつと発表していますが、先程お伝えしたようなデメリットもいくつかあります。それぞれの状況や個人個人に合わせて、自分たちが快適に日常生活を送れるような選択ができると良いですね♪


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