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他者を批判している間は弱者は守れません

「先生が子どもをいじめるのはわかっていたけど、先生同士もいじめるって知って驚いた」。
「大人があんなことしたら犯罪と言わないの」。

 今の子どもの声です。 
 今回の報道()を子どもは全身で浴びています。
 それぞれの家庭で飛び交う会話も想像できます。あれはよそで起きたことだからと他人事で終わらせるのではなく、「子どもが何を思い何を感じているか」を子どもから教えてもらう大きなチャンスに変えませんか。

 あってはならないことが学校現場で起きたのですが、批判するだけで終わっていては学びに変わりません
 子どもたちを驚かせてしまった今回のことをスルーしないで、自分事として子どもと対話するチャンスです。
 私たち大人が今、子どもに教えることなど何一つありません。子どもに学ぶのです。声の大きい子どもの声だけでなく、ふだん語らない子どもの声も聴かせてもらうのです。そこで、大人の考えを自分の言葉として伝えればいいのではないでしょうか。

 すべての子どもは大人の前では弱者です。今回の件を、私たち大人が他者を批判するだけで風化させてしまえば、子どもは守れません
起きてしまったことをどれだけ批判しても過去は変わりません。
「今」を大切に、大人の行動を見せるときです。

2019年10月頃に発覚した、神戸市立小学校の教員複数名による同僚へのいじめ・暴力事件。

次回は4月1日(月)更新予定です。

初出:『教職研修』2020年1月号、10頁。文面を一部編集・補足のうえ掲載しています。


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