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「学業不振」と「家庭からの叱責・しつけ」が子どもを追い込んでいる?ーー子どもの自殺増加に思うこと

日本では、子どもの自殺が増えていてます。朝日新聞の報道によると、子どもの自殺は過去最多水準。

文部科学省がまとめた「児童生徒の問題行動・不登校調査」の2022年度の結果によると、小中高校から報告があった自殺者は計411人で、21年度の368人から43人増加した。過去最多水準の415人だった20年度と同様、深刻な状況になっている。

https://digital.asahi.com/articles/ASRB37DHBRB3UTIL02P.html

自殺の理由を見ると、「不明」「家庭不和」「進路問題」「父母等の叱責(しっせき)」が多いです。

 複数回答可で、自殺した児童生徒の「置かれていた状況」を尋ねたところ、「不明」が255人と最多で、「家庭不和」が43人、「進路問題」が37人、「父母等の叱責(しっせき)」が34人、「友人関係(いじめを除く)」が32人と続いた。「いじめの問題」は小学校が1人、中学が4人。高校はゼロだった。なお、警察庁の調査では、22年度の小中高生の自殺は計485人だった。

進路をめぐっての親との軋轢が大きな原因になっている?

自殺の原因は「学業不振」「家庭からの叱責・しつけ」

同じ朝日でもこちらの記事は警察発表をもとにしており、「学業不振」がトップにきています。

最も多かったのは「学業不振」(83人)。次が「進路に関する悩み」(60人)だった。
 それ以外は、「病気の悩み・影響(その他の精神疾患)」(56人)、「学友との不和(いじめ以外)」(49人)、「うつ病の悩み・影響」(44人)、「親子関係の不和」(40人)と続いた。

 2009~21年の長い期間の統計を見ると、小学生は「家庭問題」の割合が高く、小学生は、「家庭からの叱責(しっせき)・しつけ」が全体の2割を超えていた。中高生は「学校問題」の割合が高い傾向があり、学業不振や進路の悩みが上位に来ていた。

 ちょっと待って……??と思いました。
 「家庭からの叱責・しつけ」や「進路問題」で死んじゃうくらい苦しんでいる小中学生が多いってこと??

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