見出し画像

見てない話は40%ぐらいで聞く


こんばんは。おそうじインストラクターという職業を勝手に作った、美装工事の職人で、整理収納アドバイザーもしているKYOUKOと申します。

お掃除屋さんなのに、絵や文章を書くのが好きな、2人娘のお母さんです。



え〜と、私は人の「言葉」をあまり信用しません。


厳密に言うと、自分が見ていないものについての情報は、100%信じないということ。


人を信じられないのではなく、軽い言葉を信用しないのです。


だから、実際に見たこともない芸能人の悪口も興味がありませんし、テレビの世界はお台場中心の内容しか言わないのであまり見ません。笑


人が放つ言葉は、2倍3倍に大きかったり、着眼点が違ったりします。


人と、自分とでは、解釈が全く違うからです。


でも私はかつて、それに気付かず、人の言葉をすぐ鵜呑みにしてしまいがちで、たくさんの失敗をしてきました。そこで学んだことをいくつかご紹介します。

↑除雪をしていなかった現場



例えば、こんな経験…

そんなに取り引きのない業種の違う人から、掃除の依頼がきました。


何坪の〇〇な現場なんだけど、坪いくらかかる?という超あるあるな内容。

これは業者から業者の電話のパターンです。


この時、この人が私に伝えたことは
⚫︎場所
⚫︎時間
⚫︎坪数
▲現場の状況

の4つです。

そして私に聞きたかったことは、この条件だと坪いくらになるか?です。


この、▲現場の状況が一番怪しいんです。


よほど荒れた現場でない限り、皆さん必ずと言って良いほど「そんなに汚くないから」すぐ終わると思うよ」と言われます。


「君だけを愛してる」より信用なりません笑


現場の場合は、工事をする人がどれほど上手か、または住み方がどうだったかによります。


加えて、作業車は目の前に停めれるか、玄関が二階か、など、作業をしやすいかどうかも、重要なポイントになってきます。


そして、誰かのキレイと、我々プロから見てのキレイは違うということ。


もっと言うと、人は一人一人全員がキレイとか汚いの価値観が違うのです。


私たちは、白い面に、ゴマつぶひとつ汚れがあったら呼びだされたりするような業界です。


浮遊したホコリが静電気で壁についたとしても、「やってないよ」になるんです。


なので私は電話だけの見積もりをする場合は、自分と相手の言葉に気をつけています。



お金の話をするとき


私はお金の話をする時は神経をとがらせます。


そこには、その人との関係性や、タイミング、メールなのか声なのかにもよります。

ケースバイケースで変えます。

お金の話ほど、信頼が崩れるものはないからです。あんまりしつこいのもダメですけどね。

これらは正解かどうかは別として、私がお金の話をする際に実践していることです。

⚫︎幅を持たせて言う
(この場合なら見てみないとわからないが、高くてもいくらぐらいになるよ)のような曖昧にも聞こえる言い方をする。坪いくらです!とは言いきらない。改装と言われてほとんど中古な場合もあると、金額は変わります。



⚫︎相場がわかっている人なのかそうじゃないのかを見極める(業界を長くやっていても、掃除の金額は安くみられがちなので気をつけている)



⚫︎付き合いが浅い人は信じすぎない(仕事とは、作業がその日に必ず行えて、入金があって初めて成り立つもの)


…などなど、
「現場の種類=かかる時間=お金」なのです。



相手が業者じゃないとき


一般の方からの依頼の場合も、受け取る方は気をつけないといけません。


一般の方が業者に伝えてくる内容は、

⚫︎日時
⚫︎ネットで調べた情報
▲調べた金額
▲依頼内容の状況やモノの種類

…などです。

お客様が何より聞きたいのは金額ではないかと思います。


▲依頼内容の状況やモノの種類というのは、例えば…

自宅のエアコンがお掃除機能付きかどうかもわからない…など
よく分からないけど依頼する場合は、エアコンの風の吹き出し口に型番が書いてあるので、それを伝えるといいでしょう。


キッチンやお風呂の場合は、出来る方なら写真を送ってもらい、目で見た上で金額のお話をします。一般のお客様は、業者に伝わる言葉がなかなか分からない方が多いので、写真が一番わかりやすいかなと思います。


例えばお風呂の内容を電話で伝えてもらうのなら、

⚫︎広さ
⚫︎築年数
⚫︎メーカー
⚫︎素材(タイル、ユニットバスなど)

を伝えると、情報を受け取る側は参考にしやすいです。

↓5W1Hですね!



一番良くないのは、

何は=いくら!

という思い込みや発言です。

先ほども言ったように、

「現場の種類=かかる時間=お金」

なのです。もちろん、技術がなくてかかりすぎるのは別の話です。


電話に注意


これは色んな仕事の話につながると思います。
まだまだ建築業界は、電話が主流です。


皆さんイヤホンをつけて違う作業をしながら会話されたり運転したりしています。男性の方は特に、女性と脳の造りが違うので、注意散漫になりやすい。偏見とかじゃなく。


これらのトラブルは周りでもよく見かけます。俺は長年そうだったからメモらなくてもいいんだ!と言ってるベテランの人は、よくすっぽかしたりしています。


⚫︎言った言わない
⚫︎金額と内容が違う
⚫︎予定通りじゃない
⚫︎現場が延びたのに連絡ミスでバッティング


こんなことはたまにありませんか?私も昔はよく巻き込まれたりしました。


ミスは何故起こったのかな?と考えたら、やはりきちんと確認しなかったことが原因でした。


昔、マジカル頭脳パワーという番組で、伝言ゲームがあったのを覚えてますか?


「同じ言葉も、人によって解釈が違う」というのが分かりますね。


仲介などをする場合には、このことを頭に入れておくといいと思います。


⚫︎どんな内容も、しっかり聞いてメモする。

⚫︎会話の内容は会話後に文字で送る。

⚫︎キレイ、カンタン、などの主観的な言葉には注意する。


これらを意識すると、仕事がもっとスムーズになるんじゃないでしょうか!


ではまた!










いただいたサポート費で、コーヒーをいただきます☻