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「会社さん」は存在しない

仕事についての不平不満を話している人たちの会話を聞くと

この会社は〇〇だ。
この会社にはついていけない。
この会社の将来性に疑問を感じる。

という言葉がよく出てきます。
こういう時の主語が「会社」って、なんだか他人事な感じしませんか?

責任の所在

勤めている人がネガティブになっている時に特に出てくる言葉があります。

「会社は何を考えているだ?」「会社は何がしたいんだ?」「会社は私たちのことをわかろうともしない」「会社がこんな状態だから私たちは苦しいんだ」「会社は何もしてくれない」

「会社は」「会社が」。よく聞きます。
会社って誰でしょうか?会社さんという人は存在しません。
会社にいるのは、鈴木社長、佐藤専務、菅原課長、高橋部長、経理の阿部さん、営業部の山田さん、製造部の田中さん、、、、、。会社さんという人は在籍していません。

責任は自分にない。誰かのせいにしないと収まりが悪い。そこで出てくるのが、架空の人物「会社さん」です。

中には、「会社」=「社長」と考えて、発言している人もいるでしょう。
でも、主語を「会社」から「社長」に変えたところで、「自分の未来は自分では変えることができない」「私が幸せになる状況を与えてください」と言っていることに変わりはないのです。

天に唾を吐く

京屋のメンバーは今起こっている葛藤を「会社の所為」にはしません。なぜなら、それは、天に唾を吐いているのと同じだということを知っているからです。
天に向かって唾を吐き飛ばせば、結局自分の顔に降り戻ってくる。
「会社」=「私たち」なのです。もっというと「会社」=「私」なのです。

先に挙げた会社に対する不平不満の数々の主語を「私たち」に書き直してみましょう。

「私たちは何を考えているだ?」「私たちは何がしたいんだ?」「私たちは私たちのことをわかろうともしない」「私たちがこんな状態だから私たちは苦しいんだ」「私たちは何もしてくれない」

誰かに自分の未来を創ってもらうことなんてできない。もし誰かに創ってもらえたとしても、それは虚。
自分自身に未来を創る力がないとすぐに崩れる。
自分の未来は自分自身で切り開く。でも一人でできることは限られている。だからこそ、京屋に集まった仲間が協力し合い、大きな力で未来を創る。
自分たちの未来は自分たちの力で良くも悪くもできる。

私たちは、自分の踏みしめる一歩一歩が自分の未来を創るということを実感しています。

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