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ジャイアント・キリングから組織について学ぶ

サッカー漫画"ジャイアント・キリング"をご存知ですか?
めちゃくちゃ面白いので読んでもらいたいのですが、このサッカー漫画は面白いだけじゃなく、チームビルディングの観点からもすごく勉強になる内容です。

ジャイキリ

GIANT KILLING』(ジャイアントキリング)は、ツジトモ先生が作ったサッカー漫画です。この作者は私と同い年。同世代の仕事振りに勝手に沢山の刺激を頂いています。
この漫画は『モーニング』(講談社)にて、2007年から連載されていて、2010年にテレビアニメ化されました。

私が初めてジャイキリを知ったのは、仲山さんの著書"今いるメンバーで大金星をあげるチームの法則"を読んだことがキッカケでした。

チームに貢献できるプレーとは

京屋染物店では年末の忘年会で、京屋アワード(京屋らしい行動規範を誰よりも体現した人を讃える取組)の表彰式を行なっています。
その表彰式で、アワードを受賞したリーダーが、こんなスピーチをしました。

自分以外の人が大変な思いをしているのを見るのが嫌なんです。だから自分の仕事を絶対全うする。やりきる。営業が頑張ってお客様から頂いた仕事を断りたくないし、誰かの仕事の完了が遅れたら自分のところ(部署)で遅れを取り戻したい。次工程の人たちに仕事のシワ寄せが来ないように、クオリティーの高い仕上がりで仕事を引き継ぎたい。自分が考えているのはそれだけです。

純粋に感動しました。

組織全体の活動を「自分ごと化」し、他をアシストすることを忘れることなく、自分の仕事を全うする姿勢に感動しました。

チーム一丸となって戦う

チームってのは、個の力が集まって初めて形になる。個の力を伸ばす手っ取り早い方法・・・そいつはズバリ、チームがゲームに勝つことだよ。じゃぁ、どう勝つか。自分の働きでチームを勝たせる・・・全員がその感覚を持って戦えば、自ずと勝利は近づいてくる・・・そして、チームに貢献できるそういうプレーこそが、本当に評価に値するプレーなんだ。そういう奴らの働きを、俺はちゃんと見ている。何も、試合に出ている選手だけの話じゃない。スタメンを外れたベンチの選手もそう・・・ベンチ外になった選手も、コーチングスタッフも、フロントの人間達もそうだ。全員がその都度・・・チームのために何ができるか考えて動く・・・それこそが、チーム一丸となって戦うってことだ

サッカー漫画「ジャイアントキリング」(第18巻#170)より主人公の達海監督の言葉

for youの精神で

京屋染物店では、チームに貢献する働きが高く評価されます。そのために自分の仕事を全うし、個の力を高める取り組みをしていることが基本です。
各々の成長がチームの成長につながり、チームの成長がお客様に提供する価値の向上につながる。それがお客様の笑顔につながり、その笑顔を頂くことが私たちの喜びであり、そういう仕事の積み重ねが私たちメンバーを物心両面の豊かさへと導いてくれる。

for me ではなく for you の精神で。

保身や目先の損得に流される活動ではなく、チームのために何ができるかを誠実に考えた、本質的、長期的な視点に立った活動を、今年も高く評価し合えるチームにします。


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