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HAPPY BIRTHDAY, BEOMGYU!!! 〜ボムギュの限りなく重低音に近い低音域の素晴らしさについて語ろう〜

「隣の芝生はブルーオレンジエイド」という諺がある。どれだけ羨ましいと感じても、いざその立場になってみれば「これはこれで苦労がある」「意外とビフォアも悪くなかった」などと気づく現象のことである。
それが腑に落ちて遠い昔に羨望の感情とサヨウナラしたのだが、そんな私が未だに憧れてやまないものが「低音域」である。低音域の曲を歌いたいという実用的観点からだ。具体的には低い♯Fの音が思い通りに出せない。First Loveやdittoの一番低い音がそれにあたる。口ずさむ程度なら問題ないが本気で出そうとすると腑抜けた音になる。10年くらい前にボイトレの体験レッスンに行き「どうすれば低い声で歌えるようになるか」と尋ねたら「年を重ねれば低い声が出るようになる」と明快な回答を得、以来足掻くことを辞めた。

そんなこんなで、当初から主張しているようにボムギュの低音域は誠によい。ひとつ前置きをすると、五人の中でボムギュの声が飛び抜けて低いわけではない。むしろ地声の平均値ではヨンジュンの方が低いような気がする。おそらくボムギュは低音の響かせ方が深くてエレガントであり、歌でもトークでもそれを如何なく発揮しているのだ(個人の感想です)。
ACT:LOVESICKのライブビューイングを映画館で観た際、Eternallyの「I want to end this world」の振動にいたく感銘を受けた。

私は出不精なので映画館にほとんど足を運ばないのだが、映画館で観る映画の好きな点は椅子がビリビリ振動するところである。「映画館 椅子 振動」で調べたら特殊な椅子が出てきたがそういうことではなく、ごく普通の椅子の話だ。
ヤマハのHPによれば低音域は便宜上20〜600Hzに区分されており、思いのほか幅広い。その中で重低音は20〜100Hzにあたる。「I want to end this world」の一番最後の音が103.826Hzであることから、それを下回る重低音はかなり低いと感じる。気のせいでなければ140Hz付近から椅子がビリビリするのではないかと思う。Farewell, Neverlandの低い音なんかはイヤホンで聴いてもビリビリする (参考: 音階周波数)。

「ボムギュの限りなく重低音に近い低音域の素晴らしさについて語ろう」というタイトルをつけたのにはもちろん理由がある。私の中でEternallyを超えたGrowing Painの「끝없는 낙하 성장의 증거」は低いといいつつも146.832Hz程度であり重低音には及ばないからだ。


ところで、ちょうど一週間前にminisode3のConcept Trailerが公開された。6分37秒におよぶこの動画の中で、音声のあるセリフが占める割合は驚くほどに少ない。多くは字幕が表示されるのみだ。そしてメンバーの中でまとまった言葉を発しているのはボムギュだけである。

그럼 전 아저씨가 형사인걸 어떻게 믿죠? 

無音も相まって映画のワンシーンそのものだ。このセリフを楽譜にすると概ね次のようになる(あくまで目安です)。

矢印で示した箇所が重低音に属している。ボムギュの重低音が恋しくなったらこのセリフを何度も再生すればよい。

 

誕生日おめでとう、ボムギュ。今年もこうしてお祝いできることが嬉しいです。私の世界に彩りをくれるボムギュの日々が色づいたものでありますように。

 

もういくつ寝るとワールドツアーの幕開けですね。Growing Painでヘドバンするのが待ち遠しいな。