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HAPPY BIRTHDAY, BEOMGYU!!

このところ頻繁に思い出す。私がまだMOAではなくゼロバイペンでもなく、ただボムギュペンだった日々のことを。8月12日にたまたま見たセルカに一目惚れし、9月12日にゼロバイ沼に落ちるまで、ちょうどひと月。今でもボムギュペンであることに変わりはないのだけれど、他のメンバーの名前もわからずボムギュだけを追っていたあの一ヶ月は、人生の1%にも満たない短い期間ではありながらとてつもないときめきをくれた。その日々の鮮やかな心情を一生忘れたくはない。当時もそう思ったからこそ「0X1=LOVESONGに氷漬けにされた話」を書いたし、去年の誕生日にもつらつらと綴った。一年半も前だなんて信じ難い一方で、私はあれから幾度となくボムギュと出会っているように感じる。画面越しにボムギュの姿を見るたび、声を聴くたびに「ああやっぱり素敵な人だなあ」と何度も新鮮な感動を覚えるのだ。慣れることはない。

ところで私はボムギュの「you!」のカバーが大好きだ。Wonderは目を閉じて温かい雨を全身に浴びるような心地よさをくれる。you!はその雨が止みかけて雲の隙間から光が射すように柔らかだ。誠に勝手ながら、私のなかではこの曲がゼロバイと対になっている。歌詞を読んでそう感じた方も多かろう。

But you found me when I was broken
Put me back together, gave me life

「you found me」という歌詞からゼロバイの僕ではなく“君”が歌っているようにも感じられる。それどころかゼロバイ と同じ調(Fmajor)の曲なので、続けて聴くとあまりにも贅沢である。どちらを先に聴くかはあなた次第。そもそもFmajorがボムギュの声に合いすぎている。

私はあなたの歌がとても好きです。感情をそのまま息に乗せているようでさり気なさに溢れている、雲の上の夢を見せてくれる、唯一無二の歌声。次々に音程が入れ替わるメロディアスな話し方。音声に執着しすぎてちょっと申し訳なくなってきた。そして視覚情報を言語化するのは難しいな。私は2021年の黒髪ボムギュに惚れたのだが、2020年も2019年も見返すと素晴らしかったし、2022年も2023年もその進化は留まるところを知らない。画報の撮影で見せてくれる凛とした立ち姿。スケジュールの合間の無防備な寝姿。ほんの僅かに肩が左右に揺れる颯爽とした歩き姿。何もかもが愛おしい。混沌とした宇宙のなかで輝くボムギュは芍薬も百合の花も逃げ出すほどに優美だ。

ボムギュ、誕生日おめでとう。今年も光溢れる春を連れてきてくれてありがとう。

多くのMOAたちがそうであるように私も日々「今頃は宿舎にいるのかな、夕飯を食べてこれからダンスの練習だろうか」と海の向こうに想いを馳せている。この思念が当人に届くのかはさておき、この先もボムギュがやりたいと思うことを思う存分に実現できるようにと願うばかりだ。仕事の面でもそれ以外でも、たとえば好きな歌手のコンサートに行ったり、節目に実家へ帰ったり。我々の預かり知らぬところでもたくさん笑顔の時を刻んでほしい。

こんなにオチのない文章を書いたのも初めてかもしれないな。今回はたくさん1が登場しましたね。