🔵「悪夢のような｢作文下手｣を克服する簡単な手順


⏺️ 夏休みの作文の宿題に四苦八苦する親子


⏺️ぐんぐん伸びる子は何が違うのか？


⬛️夏休みの宿題で、「作文」に手をやいた経験はあるだろうか


⏹️実際の悩み例


小学校6年生の子どもがいる。


夏休みに作文の宿題がある。


テーマは自由で、何を書いたらいいのかと子どもは悩んでいる。


【問題点】


どうやって書いていいかわからないことなのではないかと思っている。


ほっておくと、支離滅裂な文章になってしまう。


子どもにどのように指導していいかわからない。


⬛️なぜ子どもは作文が嫌いなのか


⏹️大半の子


「好きではない」


「嫌い」


「めんどくさい」


➡️こんなにも嫌われてしまうのか。


【理由】


「作文の書き方」を教えてもらっていないということがある。


【教育現場】


作文の宿題を出すものの、作文の書き方を教えていないという不可思議なことが起こっている可能性が高い。

⬛️夏休みの読書感想文


「あらすじ」だけを書いてしまう。


「ただの出来事の羅列」を書いてしまう。


➡️この様なことが少なくない。


⏹️気持ちを書きなさい


「気持ちを表す言葉を知らない」


「うれしい」


「楽しい」


「よかった」


➡️この程度のボキャブラリーしか使えないことがある。


⏹️子どもたちの意見


➡️「気持ちを表現するように」とだけ言われ、テーマの絞り方や、文の構成の仕方までは教えてもらっていない。


🌸作文が嫌いな子でも書ける作文の書き方についてここから更に詳しくお伝えします。


⬛️「作文」をスムーズに書くための3つの手順


①テーマを決める


テーマが決められているときは、そのテーマの中でさらにテーマを絞る。


例、


⏹️「環境」が決められたテーマ


「環境」の中の「分別収集によって資源のリサイクルをすること」とか「プラスチックによる環境問題」というテーマにする。


⏹️自由テーマ


「自分が問題に思っていること」


「興味があること」


「話がしやすいこと」


➡️にフォーカスする。


★【重要なこと】


⭕️まずは口で言わせるということ。


いきなり書くことは子どもにとってハードルが高い。


人間は、生まれてから「聞く」「話す」「読む」「書く」の順に技能を獲得してきた。


🌸「質問して口で答える」という形で進める。


口で語ったことを、「メモ書き」するようにする。


メモは、簡単な箇条書き程度で良い。


② フレームを選択する


どのように書くかフレームを選択。


【フレームとは】


・作文を評価する際


作文の内容がとてもすばらしいという部分よりも、どのようなフレームで構成されているかという方が、評価しやすい。


高度な内容の作文をいきなり書くことは難しく、きっちりとしたフレームの中で書かれた文章の方が美しく、読み手も読みやすい。

⬛️【フレーム1】物語パターン


物語パターンとは、時間軸で書いていく形。


「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました」で始まる昔話はまさに、その典型。


誘導的に質問をしていく。


⏹️何を質問するかと言えば、「5W1H」である


➡️「いつ、どこで、だれが、何をやったか、なぜそう感じたか、どのように感じたか」。


それらをはじめに口頭で言わせて、次にそれをメモする。


⬛️語彙の少ない子どもは感想を書くのが難しい


⏹️問題は「どのように感じたか」の部分である


子どもたちは気持ちを表現する言葉の数が極めて少ないため、パターン化した表現しかできない。


すると文章を書くこと自体がつまらなくなっていく。


⭕️「気持ちを表す表現をあらかじめピックしておく」


➡️それらを用意しておいて、「そのときってさ〜、この中でいうとどんな気持ちかな？」と聞いて選ばせる。


新しい言葉を覚えることもでき、文章そのものを書く楽しさが増えていく。

⬛️【フレーム2】説明文パターン


・序論（だいたいこんな話）


・本論（詳しくいうとこんな話ー最大で3つにまとめるとわかりやすい）


・結論（要するにこういうこと）


序論、本論、結論というと何となく難しく感じるが、「だいたいこんな話→少し説明するとこんな感じ→簡単にまとめるこんな感じ」の構成。


この構成だと、読み手は非常にわかりやすい。


日記とは異なり、読み手があっての作文であるため、読みやすい方が良い。


例、


環境問題のテーマで作文を書くとしたら、序論で「世界は環境問題で大変だ」とメモする。


・本論


「この間、クジラのお腹の中から大量のプラスチックが出てきた」


「分別収集してもプラスチックは再生されているのは少ない」


➡️いくつかメモする。


・結論


「私たち一人ひとりが真剣に環境問題を考えなければ、未来が大変なことになる」


➡️この様にまとめる感じ。

③ メモを見ながら、書いていく


⏹️メモしたことを見ながら、文章を書いていく


この段階になって初めて、「書く」。


➡️いきなり文章を書くことは、プロの作家でも少ない。


・「何をテーマにするか決める」


・「フレームを選ぶ」


・「感情表現を選ぶ」


➡️これらについて口頭で言わせ、それをメモし、メモを見ながら書いていくということ。


🌸このように手順を追って進めていけば、誰でも書けるようになる。



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