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20代でも起こる【孤独死】現場が語る悲惨状況

🔵20代でも起こる「孤独死」壮絶すぎるその現場


⏺️現役世代は福祉の網にかかりにくい


⬛️高齢者だけでなく現役世代も直視すべき問題


誰にも看取られることなく、ひっそりと部屋で最期を迎える孤独死。


死者数は年間3万人。


その中で見落とされがちなのが、働き盛りの現役世代。


⏹️日本少額短期保険協会が発表した「第3回孤独死現状レポート」


【2015年4月~18年2月までの孤独死者】


➡️50代以下が約4割。


・地域の民生委員の訪問


・町内会や自治会の見守り活動


➡️高齢者は福祉の網にかかりやすいが現役世代は対象となりにくい。


⚠️即ち、死亡後の遺体の発見が遅くなることも多い。


※ここから、実例を述べながら詳しく説明していきます。


⬛️20代の男性はリビングのベッドにくの字に体を横たえた状態で息絶えていた。


【ベッドマット】


粘りけのある茶色の体液をたっぷりと吸い込み、この世のものとは思えないほどの異臭を放っていた。


⏹️若くしてがんになり、親に連絡せず闘病


床り一面には、小豆を散らかしたかのように大量のサナギが落ちていた。


羽化してハエになっているものもいた。


最初のハエは換気扇などのわずかなすき間から、そのにおいをかぎつけて室内に入り込む。


遺体の眼球などに卵を産みつける。

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幼虫(ウジ)

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サナギ

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成虫


➡️この様なサイクルで増加していく。


⏹️隣人からの異臭がするとの通報


警察が駆け付けたときにはすでに亡くなってから2週間が経過。


がんで絶命した20代の孤独死。


無数の黒い点は、遺体に湧いたハエのサナギ。


【べッドの横のこたつの上】


パステルカラーの便箋が何枚もゴムで丁寧に束ねられている。


⏹️便箋の内容


野菜を送りますね。


慣れない都会で大変だと思いますが、頑張ってね。


➡️故郷に住む母からの手紙。


【キッチン横の段ボール箱】


母が手紙とともに送ったであろうタマネギやニンジンやサツマイモが、水分を失ってクタクタにしなびている。



⬛️20代男性の経歴


地元の九州の高校を卒業。


上京して都内の大学に進学。


卒業後は、都内の社労士事務所に事務職として勤務。


➡️ある日体調が悪くなり、病院に行くと若年性がんだと診断。


休職し、このアパートで闘病生活を送っていた。


⬛️実家の両親に心配をかけるのは申し訳ないと隠していた


⏹️病気のことは伝えずに、たった独りでがんと闘うことを選んだ


【男性の住んでいたアパートの1Kの部屋】


小ぎれいに整頓されていた。


・青色のスノーボードのブーツ


・少年マンガ誌


・最新のゲーム機


➡️これらが所狭しと並び、アクティブな性格で、花の独身生活を謳歌していた。


⏹️がんの悪化とともに身動きが取れなくなった


【孤独死現状レポート】


孤独死の死亡原因は6割が病死。


男性のように異臭によって発見されることも多い。



⬛️電機メーカー退職後「セルフネグレクト」に


⏹️50代男性


キッチンの床に突っ伏した状態で最期を遂げた。


【死因】


脳血管疾患。


何らかの身体の異変を感じて、外部に助けを求めようとした。


【キッチン】


食器は割れて散らばっていた。


【玄関】


土間を向いて亡くなっていた。


➡️玄関に頭を向けた状態で亡くなる例は少なくない。


⏹️特殊清掃の業者の情報


苦しみのあまり外に飛び出そうとして、玄関までの動線のどこかで亡くなっているケースが圧倒的に多い。


⚠️隣人の学生から「異臭がする」と管理会社に連絡があり、孤独死が発覚。


【部屋の中】


ゴミで埋め尽くされていた。


警察が部屋に踏み込むと、男性はとうの昔に息絶えていて、何十匹ものハエが頭上を飛び交っていた。



⬛️孤独死は高齢者だけの問題ではない


男性はバツイチの独身で大手電機メーカーの管理職。


糖尿病の治療を理由に定年の5年前に早期退職。


➡️近所付き合いもなく、家に引きこもりぎみ。


⏹️退職金と貯金で暮らしていた


【冷蔵庫】


中には何も入っていない。


【押し入れ】


カップラーメン


サプリメント


➡️これらが山積みになっており、偏った食生活を送っていた。


⬛️孤独死の7割以上を占めるのが、こういったセルフネグレクト(自己放任)


生活や健康状態が悪化しているにもかかわらず、改善する意欲や周囲を頼る気力がなくなってしまう状態。


・部屋をゴミ屋敷にしたり


・必要な食事を取らなかったり


・体調不良でも医療を拒んだり


➡️自身の健康状態を悪化させる。


⏹️セルフネグレクトは誰にでも起こりうる


【ビジネスパーソン】


・仕事に追われる


・忙しさで家がゴミ屋敷化


・食生活がなおざり


⏹️死はいつ訪れるか誰にもわからない


高齢化や核家族化が進む中で、高齢者の孤独死問題に注目が集まりがち。


働き盛りのビジネスパーソンであっても、孤独死は決して無関係ではない。

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