見出し画像

某独国の笑える番組?

ドイツにはARDとZDFという2大公共放送局と、その他にも大きな私企業系の放送局があります。

その公共放送局であるARD制作の子供向けラジオ番組でLachlabor「笑いの実験室」というのがあります。「子ども電話相談室」のような雰囲気でリスナーの質問に答えて行くという番組です。

先週初めて聴いたのですが、テーマは「人間の髪の毛でセーターを編めるか」ということでした。なんのこっちゃという感じですが、一応リンクも貼っておきますね。

流石によく出来ている番組だな、とは思いました。私くらいになると簡単な笑いじゃあんまり笑えないので(←お笑いマウントを取り出した)、声を出すほどは笑ってはいないのですが、子どもの無邪気な質問に顔は綻びました。モデレーターもプロで話や構成も飽きさせないように作ってあって、さすが公共放送、うまいです。

そして番組の途中で音楽がかかるのですが、耳を疑うタイトルの音楽が流れてきました。

Schingschangschong

ほたるいかの心の中「ん?Sing a song song?ん?ん?(混乱)」

民放ならともかく公共放送で!?と思い2−3回聞き直したのですが、「Ching Chang Chong」にしか聞こえてこない。後日原曲を探しました。一応子ども向けのパーティーソングみたいです。よくわからないですが公式サイトの登録者は少なかったです。


Ching Chang Chongという言葉は、Wikipediaを見ていると「じゃんけんぽん」という意味もあるようです。まぁでも、だったら別の言い方もあるのでそっちにすればいいのな、と思いました。歌詞からは強い差別は感じられませんでしたが、差別する人というのは巧みに歌詞に意味を込めたりするのでなんとも言えないです。なんだか香ばしいっちゃ香ばしい。

何を問題にしているかというと、この言葉を聞くと、こちらじゃんけんよりもこの問題が先に立つからです。

昨年末もドイツのサッカーコメンテーターが某右寄り系有名テレビ局のスポーツ番組でサッカーの日本代表のプレイを「チンチャンチョン」と表現し、たくさんの方が抗議されて謝罪することになりました。

私は今回の曲も配慮が足りないなぁ、とか、さながら小川菜摘さんのモノマネしながら「ば⚪︎だよねー!」と思いながら単に聴いていたのですが、今日たまたま日本人の友人に話したら、「抗議文を送ろう!」と友達は言っていました。

確かに、笑いというコンセプトの番組で流す音楽としてはお粗末だよなぁ。

「他意はない、じゃんけんのつもりだろう、楽しい音楽というつもりで流しているだけだ」というお得意の言い訳がされるんだろうなぁとは予想しているだけにがっかりしそうな気もしますが、いい経験になるかも。今まで抗議した時にドイツ語圏の方は、まず言い訳を開始する人が多かったです。言語的な問題なのか、その人たちの性格なのかはわかりません。そういうことされると輪をかけてイヤーな気持ちになるんですよね。

なので、最近は嫌だなぁと思うことを言われても、言ってる人のレベル低いなぁ、と思って考えるのを終わりにしていたのですが、今回は動いてみるかもしれません。もし実際に苦情を送ってお返事などあればまた後日談を書くかもです。エネルギーのいる作業になりそうですが、目についたものから一つ一つ潰していくのもいいかもしれません。

今日もまた長々と書いてしまったのでこの辺で失礼仕ります!🥷

サポートしていただけたら励みになります!いただいたサポート費は100%記事作成のために使わせていただきます。