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本屋が気になる「今日の新刊」22冊 — 1/14

本屋「バリューブックス」で編集者として働く飯田の、今日の気になる新刊です。


なぜ人種差別(レイシズム)は存在するの? それをなくすにはどうしたらいい? レイシズム(人種差別主…


豊田市美術館「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」展公式図録、100の妖怪を個別に紹介する決定版ガイドブック


第166回芥川龍之介賞候補作。群像新人文学賞を受賞したデビュー作『鳥がぼくらは祈り、』に続く、注目の新星による飛躍作。


顔と声を記録する「健康検査」、DNA採取、移動・購入履歴ハッキング、密告アプリ――米中テック企業による最悪の実験場を告発。


南極の氷山の下、ユカタン半島の陥没孔、ケイマン諸島の小さな泥沼――酸素も光も届かず人間の侵入を拒む「暗闇の絶景」への冒険記。


食卓にいつもハーブを。美しい色と香りに癒され、体のなかから元気になれる素晴らしきグリーン。ミント/パクチー/バジル/パセリ・イタリアンパセリ/ディル・フェンネル/ローズマリー/レモングラス/クレソン/ルッコラ/セージ/タイムほか全25種以上。


絶滅、ジェノサイド、ホロコースト、フルブン、ショア、最終解決、ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅。いずれも同時期にヨーロッパのユダヤ人に対して行なわれた出来事を表わすが、その言葉の使用の適切さに関しては、決まって議論となる。本書はこれら用語を整理し、それにかかわる出来事、人物、場所等を解説する。


五十年におよぶ採訪調査と文献研究により、南島の島々の文化の奥底に通底する「日本」を再発見。南島(琉球)を「日本学」の一環として論じた、説話・伝承学の泰斗による、南島説話研究の集大成。


儒仏道・目録学・注釈学・国家権力・地域性に着目して、中古時期に展開した複雑多様な知のダイナミズムを多角的に分析する。


言葉の世界を探訪しながら、人の生き方、老いと死の迎え方を考える名エッセイ。


https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/g00q0728.9m7lg4e8.g00q0728.9m7lhc84/?pc=https%3A%2F%2Fbooks.rakuten.co.jp%2Frb%2F16960973%2F

迷いと悟りの世界を生きる菩薩の存在は、大乗仏教の真髄である。空の思想とともに、それぞれの時代や社会のなかで独特の変化を遂げてきた菩薩像を、「求道の菩薩」「奉仕の菩薩」「天上の菩薩」「誰でもの菩薩」の四種の菩薩像として仏教史の中に位置づける。大乗仏教がめざした人間像とは何なのかを探究しつづけた著者による菩薩像の到達点であると同時に、「私たちがいかに生きるべきか」という指針をも示唆する名著。


なぜ人生には本が必要なのか。人生の岐路にちょうど、ぴったりの本と出会えるのは、本当に偶然なのか。千年前から、人が本を読む喜びは変わらない。本に人生を何度も助けられてきた書店員が綴る読書エッセイ。


「あるものがいかなる種類の対象であるかは、文法が語る。(文法としての神学)」。『哲学探究』のなかで、ウィトゲンシュタインがかく述べた「文法」概念を宗教研究に応用し、宗教言語の本質を、神などの超越的なものを「指示する」ことではなく、人間の内なるものを「表出する」こととして捉え、自然主義・相対主義・還元主義をのりこえる視点を提供。そして「本物の宗教」に迫らんとする、宗教哲学の好著。


「サヨナラ、友ヨ、イツカ、向コウデ会オウ」(「イツカ、向コウデ」)「束の間に人生は過ぎ去るが、ことばはとどまる、ひとの心のいちばん奥の本棚に」(「草稿のままの人生」)-親しかった人、場所、猫、書物、樹、旋律…などの記憶に捧げられた詩篇。わたしたちが、現在をよりよく、より深く生きるための、静かで美しくつよい珠玉の言葉が、ここにある。長田弘のロングセラー詩集『深呼吸の必要』『食卓一期一会』などに続き、ついに文庫化。


毎日の食事に欠かせない調味料。「さしすせそ」の基本調味料を中心に、調味料の基本と味わい、おいしい組み合わせなどを知る1冊。


ナチスの足音が近づくなかで刊行された、19世紀ドイツの経済学者フリードリッヒ・リストの『全集』。その出版の経緯と困難に迫る。


チベットで1200年間、弱者として生き抜いてきたボン教。困難な状況下でも無用な争いを避け、相手に学びつつ独自性にこだわる姿勢を貫いてきたボン教の初めての一般向け概説書。誰でもできる瞑想法も紹介。


シリーズ本編第三巻に登場したケケが、おとなになって本を書きました。題名は、『半分魔女ーもうひとつのものがたり』。「魔女の宅急便」スピンオフ・シリーズ第三弾は、ケケが書いた物語をまるごと一冊にしてお届けします!小学校中級以上。


ライオンはたてがみ、カピバラはにおい、ダチョウはダンスが決め手。答えは、みんなそれぞれ違いました。


人生の達人・幸田文の生きかたから、芯の通った老いかたを学ぶ随筆選。


未来の都市、未来の食、未来の衣服、未来の人。数十年後の世界を“妄想”してみよう。イノベーションは“妄想”から生まれる。科学的知見に基づいた“妄想”=アート思考はいつだって新しい。ものづくりの伝統が息づく京都で産声を上げたKYOTO Design Labから“妄想”の社会実装に挑む。


東洋文化の貴重な精神遺産である中國の古硯に魅せられた著者が、蒐集と中國各地の硯石産出地の現地調査に携わり60年余。その結果、永い間雲霧の彼方に隔てられていた中國硯の素材の全貌が眼前に現われ、かつて実証を欠いた文献を拠りどころとして、ある種の独善的権威をつくってきた鑑定家の机上の論の多くが、現実とは著しく乖離していたことを解明。第2巻「中國硯採石地を訪ねて」では、中國四大名硯の産地の状況、採石した原石等を紹介し、中國硯の本質に迫る。

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