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落語振り返り

ご無沙汰してます。

4月に落語を再開することになりまして。

一度辞めておいて申し訳なさもあったりしつつ、何と言うか色々思うところがあってね、再開することにしました。

経緯はまた改めて。書くのは難しいので、会った時にでもまた話聞いてくださったら嬉しいです。

再開させていただくにあたって、いろいろな所へそのご報告をさせていただいて、それでありがたいことに出番のお声掛けをいただきまして。

4月に岡町、6月に大津と岡山で落語させていただきました。

ほんで再開するって言うたら友達が手ぬぐいをプレゼントしてくれてね。トップの画像はそれです。緑のたぬき。嬉しいし何かかわいくて。ありがたいですよぉホンマに。

てなわけで、それぞれの高座の感想を備忘録代わりに書かせていただけたらと思って書く。


まずは復帰戦。
4/30(土) 「蔵丁稚」@岡町・伝統芸能館

復帰戦の場を設けてくれた先輩が「もちろんお前トリな」と、トリの出番を割っていただきました。

せっかくなら演りたいとずっと思ってた噺をしようと思って、「蔵丁稚」を選ばせてもらいました。

何かね、落語らしくて好きなんよ。芝居も丁稚も古いもんなのに面白いって思えるしね。

せっかくなんで、って甘えさせてもろてネタおろしで演りましたけどね、背伸びはしすぎるとアカンね…(笑)

後半の芝居を丁稚が再現する場面、トチりました。セリフが入れ替わっちゃったところがあってね、そこからガタガタっと崩れてしまいました。

前半の旦那と丁稚のやり取りは上手くいったと思ったけどねぇ。思い返すと、そこで上手くいった感覚があったことに舞い上がってしまったかな、と。

録画見直してもそんな感じ。

お客さんにしんどい思いさせてしまったので、申し訳ない気持ちがあり、またもったいなかったな、と思ったり、悔しいな、と思ったり。

機会を見つけてリベンジしたいネタです。

でも何より、演者さんが集まってくださり、お客さんが集まってくださり、こんな人間なのに本当に対人運恵まれてるなと思いましたね。

ホンマに皆様引き上げていただきましてありがとうございました。


そっから少し間が空いて6月に2回。まずは大津。

6/4(土) 「田楽喰い」@大津百町館

前回よりはマシだったな、と思えた。

楽しんで会話出来てるような感覚もあったしね。

テンション的に合わないかな、と思うところもあったんやけど、楽しめそうってことで選んだネタだったので、上手く運べて楽しんでいただけたって感じられる部分もあって何よりでした。

6席ある内の3席目(中トリ前)。客席からしたらしんどくなりがちな出番なので、そこでちょっと息抜きしていただけるような感じには出来たかなーと。

向き不向きというか適性として、繋ぎが向いてるのかなとも感じる。

でも出番3日前ぐらいから不安がかなりキツかったですけどね、結果喜んでいただけてたらいいなーとは余計に思う。

あと、落語やり始めてから初めて、長襦袢の忘れ物をしましたね。何で着物持ってるのに長襦袢だけ忘れるかなぁ?
遅刻してすみませんでした。

それでも寄席の感じを、演者側で味わえて楽しかったです、ありがとうございました。

次は先週末。岡山の高梁市というところで、同期の化狐。に呼んでもらっての高座。

6/18(土) 「米揚げ笊」@高梁・まのび堂

3回目にしてやっと、前に演っていたネタをもう一度演ることにしました。

変な書き方ではあるけども、持ちネタだったのもあって「帰ってきてくれた」と思えました。

ネタに対してありがたいなぁって気持ちです。

あと、当時とは面白いと思う場所が違ったりして、切り貼りした上で演ったんですが、思ってた所と違う所でウケたりして、色んな発見がまたありました。

これが、ずっと同じネタを演り続ける意味よねぇ。素人ながらにこういう感覚を得られたりすることもあるんですわ。

案の定本番3日前ぐらいから不安は強かった上に、扁桃腺に口内炎みたいなのが出来てどうしよかな、と思ってたんですが、そこは特に支障なく出来てよかったです。

ただねぇ。持ち時間をオーバーしてるのよ、正確に計測してないけどおそらく3分半前後。

それだけオーバーしたら、やっぱり☓です。お客さんの負担になるし、トリに迷惑がかかるからね。

中入り明けの出番で、トリへの間にイロモノが入ってる構成やったので、イロモノの化狐。(阿呆陀羅経でした、芸事の幅が広すぎるわ笑)に助けていただきました。

寄席の雰囲気や流れに乗れたとは思うんやけど、それを自分でちょっと流れとしてどうかな?って結果になってしまったのが反省です…

米揚げ笊の持つ「柔軟性」と「言葉数の多さ」のバランスについても再考すべきというのを勉強する機会になりました。

でね、やっぱね、寄席の雰囲気というか、イロモノもあって、お囃子が入って、流れがトリに向かっていって、っていう「空間」が自分は好きやなぁ、と思いました。

落語をやって、太鼓をやって、お囃子紹介の時間もあったりしてね。

何やろ、「好き嫌い」の「好き」がここにあるなぁと感じさせていただけました。

楽しい会でした、色々させていただいてありがとうございました。


…というような復帰後3席の感じ。

まとめた感想としてはやっぱり「楽しいけどしんどい」になります(笑)

再開して改めて、やり続けてる人すごい、って感覚が鮮明になりました。

前から強くは思ってたけど、その思いの色合いが強くなったイメージね。

俺は周りの続けている人たちに比べると、なかなかそのペースで続けるのは難しいんですけど、自分のペースでぼちぼち続けられたらと思ってます。

よかったら、というかお気が向いたら、またお声掛けいただけると嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いします。


長げぇなぁ笑
真面目過ぎるね。ここまで読んでくださった人、面白みのない長文にお付き合いくださってありがとうございました。

昔のmixiの日記みたいな内容のnoteでした。
お前らmixiのこと忘れるなよ!mixiのこと!
パスワード忘れても存在だけは忘れないであげてね。


以上、またお目にかかれますよう。さいなら。



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