シンセサイザーアートレートエンディング。好きな歌10曲を演奏してもらうことにした。妻は生前から、葬儀でビリーバンバンの「れんげ草」を流して欲しいと希望、それに半分応える。

私も聞きたい歌に美空ひばりの「会う」を上げていた。浅川マキの「ちっちゃな時から」倍賞千恵子の「あざみの歌」とスラスラと出てくる。ダーク・ダックスの「北上夜曲」もいいな。

10歳の孫が部屋に入るなり「一人になって寂しいね。ご飯も作れないし大変だ」と心配顔。「何か好きな歌ある」と聞いたら「星影のエール、いい歌だよ。知らないの」とあきれていた。

三橋美智也「石狩川悲歌」小林旭「惜別の歌」すぎもとまさと「吾亦紅」友川かずき「ワルツ」で出そろった。娘が「これが母の好きな歌？　聞いたことない」と言い出したが押し切る。

歌のない歌謡曲。参列者がどう思うか気になる。友川かずきの「ワルツ」など、あの声がなかったら曲の魅力が半減する。ＣＤで何とかと粘るも著作権の問題で不可能ということだった。