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融通が利かない男「紙」に頼っている

生存確認の電話があった。高校の同級生から、月一ペースでかかってくる。「千葉大の学長、亡くなったらしいね」「いつ、初耳だ」「7日の新聞に載っている。毎日どこ読んでいるの」。

昨日の朝刊「千葉版」を見る。「載ってないぞ」「社会面だよ」「言われなくても分かってる」。訃報を読む。中山俊憲さん(千葉大学長、免疫学・アレルギー学)2日死去、64歳。

いまだ「紙」に頼っている。1日前の新聞を探すよりもスマホを見た方が早い。スポーツ紙に43年間勤務し、人には「編集30年、電子メディア10年」と言っているが、融通の利かない男だ。

中山学長は今年10月中旬から静養していた。2日に病気のため死去、6日にご逝去のお知らせ。葬儀等はすでに執り行われ、お別れの会などは未定だという。心よりお悔やみ申し上げます。

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