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死にたくなってからが本番〜八王子RIPS〜

胸の鼓動がおさまらない。9月23日、恋の街・八王子RIPS。今日はpinfu、健やかなる子ら、アルステイク、炙りなタウンの4組が出演した。炙りなタウンのレコ発ツアーなんだけど、私は彼女らの地元・岡山のCRAZY MAMA 2nd ROOMでのツアー初日ぶりにライブに足を運んだ。pinfuは昨年の1月、ホットスタッフのホットなイベントで初めて観た以来。熱さに磨きがかかっていた。健やかなる子らは初めて観たけどJMSと渡辺旭(THE NINTH APOLLO)の新レーベル・PATTERN SIX所属、あまりのライブハウスの熱さに「暑い暑い」と連呼して、セトリもその勢いで変えて、やりすぎなくらいの前のめりなライブで魅せてくれた。アルステイクを見るのはたぶん3回目。百戦錬磨のライブバンドらしいエモさで興奮してるのが体だけじゃなくて心の底からなんだなと実感させてくれた。

炙りなタウンは息が苦しくなるくら気持ちよくて、熱くて、本当にすごいライブを見せてくれる。1年半くらい前に同じRIPSで観たときはガラガラでたぶんお客さんより演者のほうが多かった。ほぼフロア0人レベルのライブでも全力で、熱量を1mmも失わないライブだった。あの日のライブを観てから、「この人たちは客が0人だろうが10人だろうが100人だろうが、はたまた1000人、1万人、10万人でも同じ熱量を1回のライブにぶつけてくれるバンドだろう」と感じた。だから地元でどんなライブをするのか気になって、このバンドが育ったシーンを肌で感じたくて過去2回は炙りなタウンを観るために岡山まで行った。

個人的な話をすればこのバンドを知る前から岡山が好きで、いいところも悪いところも含めて、愛すべきひとつの居場所のような位置付けだ。友達は何人かいるんだけど、みんな全然キャラが違うし、別に特別でもなんでもない。ただ好きな人たち、面白い人たち、大事な人たちってだけだ。行くたびに飯はうまいし、車の交通マナーは悪いし、用水路は酔っ払ってると落ちそうになるし、岡山駅のほうはちゃんと治安が悪い。そんなところも含めて、居心地がいいところなんだ。

そんな好きは街で生まれ育ったバンドはたくさんいるけど、炙りなタウン、アルステイクはひとつのご縁なんだろう。好きな街の好きな存在になってくれてありがとう。

ほぼ0人RIPSから満員すぎるRIPSになった1年半。バンドは突き進んでいる。自分も負けないように何か進化したい。死にたくなってからが本番。そんながんばる糧を与えてくれる炙りなタウンに心から乾杯やで。

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