さてさて、本来のテーマである断酒。

　様々な断酒の本やブログ等で情報を集めると、共通して言えることは、『酒を辞めることそのものは、それほど難しくない。本当に難しいのは、シラフの人生を新しく作り直すこと。』

　なるほど、と思う。断酒して1500日以上経過して、確かに飲酒そのものへの欲求はほぼ皆無になった。あんな毒物を身体に流し込もうなんて、ほぼ微塵も感じない。

　でも、たまに時間を持て余すことはあって、ああ、今までだったら確実に飲んでるなあ、と思う。

　本を読んだり、配信映画を鑑賞したり、ギターを弾いたり、猫と戯れたり、料理を作ったり、と時間を遣り過ごすことは工夫できるけど、問題は心の隙間。

　親友のようなふりをして酒は近付いてくる。特にストレスの相手としては、実に優しい。これが薬物たる最たる所以だろう。

　シラフでストレスを乗り切る、これは難しい。シラフだと理性が冴えてしまうから、ストレスは容赦なくメンタルを攻撃してくる。それに打ち勝つには、take it easy、決して頑張らないこと。

　何も考えないで寝ること。眠れないなら眠剤を飲んで、寝落ち、かな。