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「大喜利ライブ」芸人さんとタイマン勝負した男の振返り!【初挑戦】

どうもKANです!

昨日(2021/7/3)、
武者み5」という生大喜利ライブ
挑戦者として出演させて頂きました。

主役である「レッドブルつばさ」さんと
3分間タイマン勝負して完敗しましたが、

成長の糧になる、刺激ある一日を楽しむことが出来ました。

今回の記事では、
「大喜利ライブ初参加」するに至った経緯・感想・反省
を記録しておこうと思います。


「大喜利ライブ初参戦」するに至った経緯

まず、今週の私の予定を振り返ってみる。

・6/30(水)
祖母の葬儀(享年98)
最後まで美しい姿で長生きして、
家で看取られたばあちゃんは幸せだっただろう。

・7/1 (木)
生大喜利会「ボケルバ」優勝
ボケルバにキャンセル枠が出たとのことで、当日参加を決める。

私は普段スニーカーで行動しているが、
まだ葬儀から一人暮らしの家に戻っていなかったため、
冠婚葬祭用黒革靴のまま参加。

1年以上ぶり3回目の出場で優勝をかっさらう。
この現象はボケルバンドリーム
また大喜利界のスーパールーキーと呼ばれました。(自称)

これは、ばあちゃんが力を貸してくれたに違いないだろう。
(7/5追記 この日の振り返りについては別の記事を書きました)


・7/3(土)
初の大喜利ライブに参戦。その名も「武者み5

この日の元々の予定は、
木曜日のボケルバ振り返り記事を書いて、
その後に一人カラオケをする予定だった。

しかしそこで、あるツイートが目に飛び込んできた。
本日、新宿で開催される大喜利ライブで出演者を1人募集しているというのだ。

ボケルバの振り返りは後からでもできる。
しかも、1人きりでのPDCAサイクルには限界がある。
PDCAサイクルってググってみたらもう古い言葉になってるの?まじ?

まぐれ半分とはいえボケルバに優勝させて頂いたタイミング、
更なるレベルアップを図る、またとないチャンスである。

しかし、「ライブの出演者」になんか、
なっていいものだろうか。

今まで参加していたような、
会場の全員が参加する「大喜利会」とは違い、
「大喜利ライブ」はお客さんがいる。

また、今回はタイマン勝負をするライブということで、
自分1人が何にもできなかったら見せ物として一気に盛り下がってしまう。

また、ばあちゃんも力を貸してくれるはずだ。

私は「震える手」を「成長意欲」で制して、

一人カラオケ」よりも「みんな大喜利」を優先させたのだった。

大喜利ライブに向けた作戦!

舞台袖で次が自分の番という時、
緊張で脚が震えていた。
こんな経験は随分ひさしぶりだ。

なんとなく小学校の入学式の前とか、こんな感じだっただろうか。

私の出番は、
お題は1問、3分間きり。
初対面の芸人さん、
レッドブルつばささんとのタイマン戦。

終了後に会場の拍手の量で勝敗が決まる印象審査だ。
いよいよ出番である。
この3分間に、自分の「おもしろ」をぶつけるしかない。

…自分の今日の作戦はこうだ。
先手必勝手数重視

ゆっくり深く考えた方が一撃必殺の回答ができるかもしれないが、
手数を打っても、その確率は大して変わらないのだ。
ボケルバの決勝では、運良くこの精神で優勝できた。

それに、
タイマン戦で沈黙の睨み合いになるのは空気的にもリスキーであるし、
負けたとしても、最低限「手数を打った」という事実は残る。

結果、
私はこの作戦に従って3分間の勝負で5答することになる。
タイマン戦自体初めてだったが、
36秒に1答できたと考えると、
自分を褒めても良いだろう。

タイマン戦、開始!

私はついに、ステージの上にいた。

お題が発表される。

お題「叫んだことと全然違うことが返ってくるやまびこ、どんなの?」

先手必勝。
まず相手より先に一答するのは自分の中で絶対だった。

お題を見てまず最初にパッと浮かんだのが「倍返し」。

冷静になって考えると霜降り明星のネタにて、
「半沢直樹」と言ったら「半沢直樹 半沢直樹」と返ってきて
「倍返しだ」と突っ込むネタがあった気がする。
その影響だろう。

そのネタを完全に思い出せていた訳ではないが、
「その何か」とは被らないように、
かつ、
次の回答を考えるためにも
とりあえず浮かんでしまったものは早めに消化してしまいたかった。

そんな思いでがむしゃらにペンを走らせ、
私は最初の挙手をした。

回答
『倍返しだー!』
『いや、今日はポイントデーなので5倍ですよ!』

ポイントデーってなんだ。
「お客様感謝デー」という言葉が出ればもう少し良かっただろう。

でもこの回答でお客様のうち1人が顔を背けるように軽く吹き出してくれたのが見えた。
幸先は悪くはなかった。

すぐさま次の回答を考えるも、緊張でうまく頭が回らない。
まずはお題を再認識しよう。

とりあえず、お題の紙を睨みつけた。
「山」という漢字が目に飛び込む。

そういえば、日本には古くから伝わる合言葉があったのを思い出し、
挙手をした。

回答
『山、川、海?』
『土手ーーー!!!』

有名な合言葉の続きで、
聞いたことない微妙な返しをされるという回答。

これでも、比較的まだ頭が回っていて、
今日の中では最も無難な回答だったかもしれない。

早くも切羽詰まっている自分が次に思い浮かんだのは、
「ファイトー」「一発!」のあのCMである。

だが、あのCMをそのままやったところで何が面白いのか。
少しモジったところでクソつまらないだろう。

と、その時は思ったが冷静になって考えると、
一か八かパッション100%でそれをやってしまった方が
良かったのかもしれない。

とにかく「一発」で一杯になってしまった自分の脳内を、
全く別の「あるあるネタ」でかき消すことにし、挙手をした。

回答
『レインボー!』
『あ、レインボー発 (れいんぼーはつ) といえば、
レインボー一発 (れいんぼーいっぱつ) だと思ってたことあるよね』

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MCのフランスピアノなかがわさんが、
それ、どこまでが何!?
山びこが、あるあるネタを解説してくれたの!?」

と言ってくれて、ハッとした。

私はこの回答を「伝わりやすくしたい」という一心で、
フリップには「レインボー一発」としか書いていなかった。


どこまでが人間の叫びで、
どこからが山びこなのか?

それは自分の「言い方」でわかりやすくしないといけないところだ。
だが自分は緊張で「間」を恐れるあまり早口になっていて、
山びこコント」が上手く出来なくなっていたのだ。

MCの方でさえ、ギリギリ理解してくれたレベル。

「人間が叫ぶ(フリ)」そして
「山びこが返す(ボケ)」

これを大勢の前で1人で再現するには、
ド緊張しているド素人には難しいことに気づいた。

対戦相手であるレッドブルつばささんの回答を、
ゆっくり楽しんでいる余裕はなかったが
彼が完璧な「間」を使って回答しているのは分かった。


私は頭が真っ白になった時、視覚からの情報に頼る。

慌てて周りを見渡した。

先ほどはお題の「山」という漢字から力をもらったが、次は…

客席の最前列を見る。

コロナの影響で「ここには座らないでください」という意味の「赤い×」があった。

赤いバッテン。

魔法少女になり隊…いや、だめだ、大多数の人には伝わらないし、
お題とも結びつかない。

心は折れかけていた。

頭の中には何もないが、それでも回答を続けるのだ。

一度、肩の力を抜いて原点に帰ろう。
私は力なく挙手をしていた。

回答
『ヤッホー!』
『それ飽きたぁ』

「叫び」というワードが入るお題で、今まで声を貼ってきたが
後半になって脱力系に挑戦できたのはいいが、
内容としては満足のいくものではなかった。

もう時間がない。
レッドブルつばささんが、
「すべらない話」にまつわる回答をしているのが聞こえる。

3分が経ってしまった。
だが、このタイミングまでに挙手をしていれば、
最後の一答をさせてもらえる。

私は手を挙げていた。
「イタチの最後っぺ」をかますしかない。

回答
『人志松本の!すべらない』
『はだし』

MC「何ですかそれ」

私「わからないです…
 あ、“すり足”なので (すべらないんです)」

MC「いいんですよ、はだしの説明はw」

私「あ、あぁ…」

相手の回答に引っ張られて、
「すべらない」というワードを使いながら
対戦後のトークも含めてややすべりし、
印象判定でも完敗してしまった。

対戦を終えて

先手必勝、手数重視の作戦に基づき、
最後まで食らいつくことは出来た。

ボケルバ決勝の時はそれで上手くいっていたが、
あの時と大きく違うのは
ド緊張があったことだ。

思いつく内容の質も低かったし、
何より、
いつもなら出来ていたレベルの
「読み方」「間の使い方」が出来ていなかった。

「リラックスして臨もう」という意識を持つ間も無く、
私はステージに立っていたのだ。

次にこういった機会があれば、
リラックスして臨もう。

ライブが終わった後に思いついた回答もいくつか記録しておきます。


冷静になったら思いついた回答


お題
「叫んだことと全然違うことが返ってくるやまびこ、どんなの?」


回答
『マッチングアプリ使うならどれがいいの?』
『ハッピーメーール!!!』


回答
『おば〜あちゃんの口癖♪ うがい 手洗い』

『筋肉ランボーー!!!』


回答
『おい山!証拠は揃ってんだ!
お前がやったんだろ!?大人しく吐け!』
(何も書いていない真っ白なフリップを出しながら)
『黙秘権!!!』


回答
『山ー!!!』
『ビコビコビコビコ
ビコビコビコビコビコビコビコビコ

回答
『世界で一番 かわいいのはだーれー!?』
『パンダです!

『いや可愛いけど!
』(パンダの絵を出す)


おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました!

最後は、任意の支援による有料スペース(150円)とさせて頂きます。
もしこんな私を応援してくれる方がいたら
noteの収益は全て記事に還元していくのでよろしくお願いします。
おまけ後日談もあります。

皆さんもぜひ
「叫んだことと全然違うことが返ってくるやまびこ、どんなの?」
に対しての回答をコメントしていってくれたら嬉しいです!

改めて、ここまで付き合いいただきありがとうございました!

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