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逃げる技術

はじめに
皆さん、こんにちは。今日は自分らしく生きるための「逃げ方」について考えてみましょう。日本では、逃げることはしばしば否定的に捉えられがちですが、本当にそうでしょうか?苦しいことから逃げるのは、時には自分を守るために必要なことかもしれません。

自分を追い詰めない
多くの人が、自分を追い詰める場所や人から逃れられないでいます。なぜなら、私たちは小さい頃から、逃げることは悪いことだと教えられてきたからです。しかし、逃げることは必ずしも悪ではありません。自分自身に真剣に向き合い、決断した上であれば、誰の目も気にせず逃げても良いのです。逃げる選択肢を持つことで、人生に余裕が生まれます。たとえば、火事から逃げることは誰もが当然と考えるように、人生の中で苦しいことから逃げることもまた、自分を守るために大切なことです。

逃げられないのではなく、逃げないだけ
人は、本来、自分に危機が迫った時にそれを回避する能力を持っています。しかし、辛い状況から逃れられずに苦しむ人がいます。その原因は、逃げられないのではなく、逃げないことを選んでしまっているからです。多くの人が、自分の体や命よりも大切なものがあると信じ込んでしまい、逃げ出すことができなくなっています。しかし、実際には、逃げ出すことができないわけではありません。逃げることは、自分を守るための有効な手段の一つなのです。

何でも決めつけない
人は多面的な存在です。一面だけで全てを判断することはできません。逃げられない人は、自分をある特定の型にはめてしまいがちです。例えば、「私は責任感が強い」と自分を決めつけることで、他の選択肢を自ら閉ざしてしまいます。しかし、人は様々な角度から見ることで違う面を見せます。自分には様々な面があると理解し、柔軟に自分自身を捉えることで、逃げることの選択肢も見えてきます。

いつもと視点を変えてみる
物事の見方を変えることで、全く違う答えが見えてくることがあります。これは「リフレーミング」という心理技術で、ある出来事に対して別の視点を持つことです。逃げられないと感じる場合も、その枠組みを変えて考えてみることで、逃げることが可能になるかもしれません。例えば、困難から逃げることのデメリットだけでなく、メリットに焦点を当ててみることで、心の負担を軽減できるかもしれません。

断捨離で心の中を整理しよう
逃げられない人の心は、散らかった部屋のようなものです。必要ない情報や妄想が心の中を占めてしまっています。心の断捨離を行うことで、本当に自分にとって大切なものが何かを見つけることができます。余計な思いや情報を手放すことで、心の中を整理し、逃げることの選択肢を見つけやすくなります。

すべきよりしたいで生きよう
「べき」という言葉は、自分に対する期待値を高く設定し、それをクリアできないと自分を責めてしまう原因になります。しかし、自分が本当にやりたいことを優先する生き方を選ぶことで、自分を追い込むことなく、より充実した人生を送ることができます。「したい」ことを大切にし、自分らしい選択をすることが大切です。

もっと人に頼っていい
人に助けを求めることは、弱さではありません。人間は誰しもが、他人の助けを借りて生きています。頼ることに罪悪感を感じる必要はありません。困ったときにはお互い様という考えを持ち、もっと気軽に人に頼ることで、逃げ道を見つけることができます。

1時間だけ逃げてみる
問題から一時的に離れることで、頭をリフレッシュし、新たな視点や解決策を見つけることができます。たとえば、1時間だけ全く別のことをしてみることで、感情が切り替わり、問題に対する新しいアプローチが見えてくるかもしれません。

心のオンオフを意識して切り替える
感情は、実は自分でコントロールできるものです。嫌なことがあったとしても、その感情を一瞬で切り替えることが可能です。例えば、ある行動をきっかけにして、嫌な感情からポジティブな感情へと切り替えることができます。これにより、逃げることが必要な状況からも、一時的にでも心を解放することができます。

最後に
私は過去(GAFA勤務時代)に仕事で極度に追い込まれた際、全身が痺れるような感覚に陥りその場に横たわり動けなくなった経験があります。そのとき咄嗟に自分の身を守るため目の前の全ての仕事を放棄し、心の中で「ごめんなさい」と何度も唱えながら目を閉じることにしました。1時間後に目が覚めると若干思考が回るようになり、狭まった視野も多少広がったことで同僚に助けを求める選択を取ることができました。いざというときの逃げるテクニックを事前に知っていれば回復までの時間が短縮できそうですね。

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