Day34 底背屈0°と超回復 (長文)

ギプスから装具に変わってから2週間が経過した。
昨日から装具の角度を15°から0°に設定。いよいよ足首の角度は、床に対して完全な垂直になった。2週間前は背屈が全く出来ない状態でのスタートだったので、ここまで大きな進歩である。

しかし角度を変える前まではウォーキングや松葉杖無しのリハビリも余裕でこなせていたのに、垂直状態になってからは、辛うじてリハビリは出来るもののウロウロと自由に歩き回る余裕は無くなってしまった。足首の角度だけ見れば前進したようだが、生活の質やリハビリの量は後退した形になる。

今あまり無理しても良くないので、リハビリ以外の時間はしばらく予備の踵パッドを敷いて少しだけ角度をつけてあげることにした。焦ったってしょうがない。数日かけて新しい角度に慣らしてあげればいい。

そして今日
朝からマッサージを念入りに行って装具着用。
今思えば、装具に足を入れた時からなんとなくスムーズだった。
しばらく松葉杖でリハビリしていたら、なんとなく松葉杖を離せそうな安定感と余裕を感じた。ちなみにリハビリ中だったので予備の踵パッドもいれていない。

少しずつ松葉杖を離してみると、支えが無くとも無理なく歩けていることに気がついた。昨日までは難しかったのに!!
嬉しくなって夢中でリハビリに取り組んだ。結果的に角度を変える一昨日まで出来ていた以上の、量と質の高い内容をこなすことができたのだ。

その後ためしに外へウォーキングに出かけた。
踵パッドはもういらなそうだったので底背屈0°の状態のまま、いちおう松葉杖だけ持った。外は室内より危ないからまだ無理する必要はない。

しかし歩き始めるとこちらでも松葉杖が必要無かった。なんと支えなしで外を歩いたのは、怪我をして以来初めての経験だった。

足を一歩前に出して次の足を揃える、という歩き方なのでスピードは近所のお年寄りよりも遅い。普通の人の歩きにはまだ程遠いのが現実だ。でも、二本足で立つことすら考えられなかった2週間前に比べたら大きな進歩ではないか。

いつもリハビリやウォーキングをするときは、なるべく腱に刺激がかかるまで行うようにしている。
でも過度に刺激を与えすぎても腱を傷めてしまう。日によって負荷を調整してかけてあげる。

そうするとその日はそこが限界でも、なぜか一晩か二晩置くとそれ以上のことが出来るようになっている。 
これを超回復と呼ぶのか分からないけど、特にこのリハビリ初期段階において何度も経験している。

焦りは禁物と自分に言い聞かせながらも、今月中にどのくらいのことができるようになっているか楽しみだ。


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