妄想の価値とは何か?

こんにちは。レタススタッフの三宅です。
今年最後のニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました!

今回読んだ本は、暦本純一 著『妄想する頭 思考する手

安宅和人さんの「イシューからはじめよ」の続編とも言われるこの本。
皆さんの印象に残ったことはどんなところだろう?とわくわくしながら聞いていました。

・4章の「試行錯誤とは神との対話」がヒットした
・同業で集まって話していてもなかなか幅が広がらない。3章の話は、他職種との関わりにも通じるところがあると思った
・「眼高手低」を自分たちの領域に当てはめてみたら何だろう?
・天使度と悪魔度のバランス
・妄想力のなさを痛感…。妄想の価値軸を「人からどう思われるか」から、自分が面白いと思えることにシフトできたらいいな。
・経験が増えていけばいくほど、素人視点ってなくなる。自分は転職を何度かしてきたから素人の気持ちは持ち続けている。


日々の実践と今回の本を通して考えたい問いを挙げてみました。

スクリーンショット 2021-12-26 180420

Q.妄想力を高めるために必要なインプットは何だろう?

相談援助だと、ケースの記録を残しておくのが業務の1つであり、また日々の業務時間を圧迫しているという課題もあります…。

ケース対応をしてすぐに、やりとりしたことをできるだけそのまま残せる形に落とし込めると、相談援助の働き方改革になるだけでなく、記録者のバイアスを減らせるという機能も果たすのではないかという話になりました。やはり、相談援助においてもデジタルに関するインプットは必要ではないでしょうか。

Q.普段の実践でイナーシャ(慣性)によって邪魔されている仕事や活動はどんなこと?

習慣になっていることが、かえって無駄なこだわりを生んでいるのではないか?イベントを考える時、支援計画を考える時、面接担当者を決める時など、前例踏襲しがちです。そんなひっかかりから、深ぼってみることにしました。

自分1人で失敗すると責任を1人で抱えないといけなくなり、怖くなってしまいます。でもチームで失敗を受け止める、支援者と利用者が一緒に失敗できることで安心感があるのではないでしょうか。そうすれば一歩進みやすくなります。
今後は、助ける・教えるという流れから、伴走する・ファシリテートする流れにシフトする必要があるのではないかと感じます。

Q.自分の領域で、どんなテクノロジーの進化があると面白くなりそう?

支援者の大事にしたいことや心がけたいこと、患者さんとのやりとりの中で支援者が感じたことをすぐに見える化できるテクノロジーがあると面白くなりそうだなという話が出ました。

忙しい日々の相談業務でも、電子ペーパーなどのテクノロジーを活用することで、仕事が効率化されるというメリットだけでなく、それによって本来時間を割くべき支援の時間がもてるようになるのではないかと思います。

画像2

2022年のお知らせ

来年もやります!
1月30日(日)10:00~12:00@オンライン
坂本崇博 『意識が高くない僕たちのためのゼロから始める働き方改革

年間スケジュールなどもnoteでお知らせします。ご参加お待ちしております!

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?