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はじめまして。
お母さんを笑顔にするお仕事の人、なとりです。

先日
記事の投稿を先にしてしまいましたが、
遅ればせながら
自己紹介をしたいと思います。

いきなりですが「元助産師」です。
わざわざ「元」と付けるのは
助産師を辞めたということです。

助産師の資格を持っているけれど
もう何年も助産師はやっていません。
なので「元」と付けてみました。

助産師を志した理由、辞めた理由は
いずれ記事にしてみたいと思っています。


〈せっかく助産師になったのに〉

助産師になりたての頃は
自分もお母さんになる日がいつか来る、
そう思っていました。

でもわが人生
順風満帆とはいかず、

助産師をせず看護師に
産科から透析、内科、整形外科へ
病院もあちらこちらに転々と。

結婚に憧れながらも
ご縁に恵まれず、
気づけば心が風邪を引き
5年ほど通院が続きました。

その後主人と知り合い
なんとか結婚はできましたが、
環境やさまざまな条件を考え
子どもは無理と最初から諦め
夫婦二人で歩んできました。

〈いいお母さんになるはずだった〉

「いいお母さんになりたかったな」
そんなふうに
軽く後悔のような気持ちを
持っていたことがあります。

結婚したら子どもを産んで
家庭を築くのが普通であって、
自分はそのコースから
はずれてしまったなと
思っていました。

しばらく産科や赤ちゃん
お母さんから離れていましたが、
どうしてもそこに関わりたがる
自分がいることには気づいていました。

いつか役に立つかもと、
ベビーマッサージや
アロマテラピーの資格を取りました。

でも、大きな声で
「助産師です」と語れない私を
助産師だからと頼ってくれる方が
ぽつりぽつりと。

私が自信をもって答えられるのは
生後1か月の赤ちゃんまで。
病院に勤めていると
生後1週間ほどで退院してしまうので、
その先のことは
実はほとんど知りませんでした。

それでも授乳のこと
赤ちゃんの心配事など、
あとでこちらが反省するような
不足しているアドバイスでも

「よかった」「安心した」と言って
笑顔を見せてくれるお母さん。

そうか。
お母さんたち
みんな不安なんだ。
孤独を感じているんだ。

「元助産師」でも
子育ての経験がなくても
きっと役に立てる!

助産師の資格を取ったこと、
臨床の経験は少ないけれど
絶対に意味があるんだなと
私の方が勇気と自信をもらいました。

私にできることはここにある。
これは私にしかできないのかもしれない。

そういうわけで
お母さんたちの心のサポートをしようと
動き出したのです。

〈お母さんたちの孤独〉

お母さんたちは
どんなことで子育てに
悩んでいるのだろう?
それを知ることから始めました。

*子どもが言うことをきかない
*子どもにイライラする
*育てにくいと感じている
*自分の自由な時間がない

みなさんはこのお悩み
どのように感じるでしょうか。
「わかる!」といったような
共感でしょうか。

私は
驚くと同時に衝撃が走りました。

あんなに大切にうれしそうに
赤ちゃんを抱っこをして
退院していったのに、
お母さんが子どもに
イライラするってどういうこと?

子育てを
しんどいと感じているお母さんが
こんなにたくさんいるなんて。
そして
誰にも相談できずにいるなんて。

こんなお話も
たくさん目にしました。

~~~~~
赤ちゃんの頃は
息をしているかさえ心配だったのに、
ちょっとしたことで怒ってしまって
毎晩子どもの寝顔に
「ごめんね」と言っている。
~~~~~

このお話のあとには
必ずと言っていいほど
こう続きます。
「いいお母さんになれない」
「母親失格」
「私はなんてダメな母親」

私はそうは思いません。
お母さんたち真面目すぎます。
頑張りすぎです。

ちょっと見える世界が
せまくなってしまっているだけ。
私はそう思うのです。

〈いいお母さんになれない〉

「いいお母さん」って
どんなお母さんでしょう?

いつもニコニコしていて
おだやかで
イライラしない、怒らない
身なりが整っていて
仕事も家事も完璧にこなす。。。

あなたが
そんなお母さんに
なりたいと思っていたとしても、

子どもが求めているお母さんは
*いつも味方でいてくれること
*自分をまるごと受け入れてくれること

つまり
こころの安全基地であることを
求めていると思うのです。

子どもにイライラしてしまうのは
言うこと聞かせようとしているから。
子どもは言うことを聞くものだと
思っているから。

育てにくい(※)と感じてしまうのは
もっとこうなってくれたらいいのにと
思っているから。
(※先天的な原因による発達の問題は含みません。)

心配したり困ったりしていることを
そう表現しているだけだから。

何度言っても聞かない
人見知りが激しい
泣いてばかりいる
わがまま

育てにくいを言葉に表すと
子どもの個性が見えてきます。

「いいお母さんになれない」と
自分で認めてしまうと、
そういう自分ばかりが
目に付くようになります。

「いいお母さんになれない」という
おまじないをかけているかのようです。

でも、
そもそもいいお母さんって
何なのでしょう?

いいお母さんも普通のお母さんも
あなたが抱いている幻想です。

お母さんはお母さん
それだけでいいのです。
だって、
「ぼくの(わたしの)大好きなお母さん」
であることに間違いないのですから。

〈子育ての悩みから心をほどく〉

子育てに悩んだり迷ったりした時、
インターネットを検索することが
ほとんどかと思います。

ご自身のお母さんや
ママ友から情報を得ることもあるでしょう。

これだけ情報があふれているのに、
子育てをしているお母さんたちの
不安や悩みは解決されていないのです。
なぜなのでしょう?

それは
そこに正解はないからです。
情報を得たかったはずが
いつの間にか正解を探しているのです。

でもそれも違うのです。
お母さんたちは本当のところ、
自分の子育てが
正解であることを確かめたいのです。

そもそも
子育ての正解など誰にもわかりません。
子育てって価値観だと思うのです。

自分がどう思うのか、どう感じるのか。
人の価値観に合わせる必要もないし、
違うからと言って否定する必要もないのです。

私は子育てを経験していないけれど、
子育ては
「子どもとともに人生を楽しむこと」
だと考えています。

〈子育てを楽しむお母さんになってほしい〉

子育てを楽しむことはもちろん
まずは子育てをするお母さんが
幸せであること

子どもを幸せにしたいと
お母さんが願って
子育てをするのではなく、

子どもが自ら幸せをつかんでいく
そんな子育てを応援したいと思っています。

必要として下さるお母さんたちに
一人でも多く届きますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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