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さとゆみさんの新刊『本を出したい』には、本を出さない私にも響く仕事のエッセンスが詰まっていた! @usaayu0604

「本を出さない」私にも、何か気づきがあるのではないだろうか…!

2024年3月22日に発売された、ライターでエッセイストの佐藤友美さん(以降、さとゆみさん)の新刊『本を出したい』を手に取った私は、思いました。

北海道在住、一児の母、ラブソルでは業務委託としてコミュニティマネージャーをしているうさあゆです。2年前までは看護師として働いていました。

この本に出会ったきっかけは、弊社のお仕事です。
著者であるさとゆみさんは、ラブソルのクライアントさまでもあるのです。私は昨年6月から、さとゆみさんのオフィシャルサイトの更新作業を担当しています。

仕事を通してさとゆみさんの記事に触れていくうちに、いくつも気づきをもらっています。

「一行目が二行目へ連れて行ってくれる」

さとゆみさんのコラムでこの言葉に出会ってから、記事を書いている今も、「この一行が次の一行へ連れて行ってくれる」という気持ちになるんです。

そんなわけで、私には本を出す予定はないけれど、さとゆみさんの『本を出したい』の中には、日々の仕事で生きるエッセンスが多くあると感じました。

本を一冊出す工程の中には、みんなの仕事に生きるエッセンスがある

『本を出したい』の中には、一冊の本を出すために必要なことが「すべて」が詰まっています。本を出したい人にとってはもちろん、本を出す予定のない私にとっても、本を出すための教科書とも言えると思います。

一冊の本ができるまでに踏まれる工程を知ることができるので、これから本を読む時には、つくり手の思いを身近に感じながら読み進められそうです。

けれども、知って終わりではありませんでした。
読み進めていく中で「あれ? この言葉は普段の業務でも言われていないかな? 」と思う場面が何度もありました。

10万字の文章は、長い。だいぶ、長いです。そこで私たちライターはできる限り読者が途中で離脱しないように、さまざまな工夫を織り込んで文章を書いています。

『本を出したい』佐藤友美

例えば、WEBの記事を書く時に実体験など具体例を入れることで、内容の解像度が上がり、読者が自分ごとに感じられることがあります。

これまで弊社の公式noteの記事を何度か書いてきましたが、代表のゆかさんからのフィードバックではよく、「読者を置いてけぼりにしていないかな? もっと具体例があると身近に感じられるかも」ということを伝えられることがありました。

本をつくるというと私にとっては遠い話に感じましたが、具体例を読むことで、自分の仕事に転用できることに気がつきました。

選ばれる人になるということは

本の中で一番印象に残ったこと、それは、CHAPTER1で登場した”「声をかけられる」人になる、「紹介される」人になる”という見出しでした。

もちろん、本ではあくまで「著者として」について書かれているのですが、これは仕事で声がかかる人、紹介される人ということと同じではないだろうか…? と感じたのです。
考えながら読み進めると、CHAPTER2「本を出せる人、出せない人」へと進んでいきます。

これは何も出版に限った話ではないと思いますが、タグがしっかりついている人は、自ら売り込まなくても編集者のほうから「見つけてもらう」ことができます。

『本を出したい』佐藤友美

看護師だった頃を思い返すと、「内視鏡のことならうさあゆさんに聞いてみよう」とか、「内視鏡のこんな集まりがあるから来てみないか」などと「声をかけられる」人であり、「紹介される」人だったと思います。

今の私は、どうだろうか。

コミュニティマネージャーを名乗っているけれど、コミュニティのことならうさあゆさんに聞いてみよう! というところまではまだまだ。
けれども、「コミュニティのこんなお仕事があるけどやってみる?」と依頼してもらえるところまでは到達してきているのかなと思います。

先日、東京の青山ブックセンターで刊行記念イベントが開催されました。ラブソルからも3人が参加し、SNSで感想を呟いていました。

仕事をする上でも大事なエッセンスがいっぱいだから、会社のみんなで読みたい本!というゆかさんの言葉が、今はほんの少しだけわかった気がします。

そして、ぜひ会社のメンバーとも感想を共有してみたいと思いました。
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うさあゆ▶︎SNS...X(Twitter)

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