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感動の涙はストレスを緩和する?!

息子の中学校も修了式を迎え、いよいよ春休み突入です。
今年度の担任は、熱意があり、素晴らしい先生でした。小学校時代は、担任には恵まれなかったから、ホントにありがたいことです!
息子に言わせると、「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」の天海祐希さんみたいな先生👩‍🏫
どちらかと言えば厳しい先生ですが、中2という難しい時期なのにもかかわらず、修了式で泣く男子が続出したそうです。

卒業式などで泣くとすっきりした経験はありませんか?
私は、受験勉強が行き詰まったとき、よく涙を流していた記憶があります。

感情を抑えず、解放しているからという心理的な側面もあると思いますが、
脳科学的にも、この理由は解明されています。

流した涙には、ストレスホルモンであるコルチゾールが含まれており、泣いた後のコルチゾール濃度は、泣く前より、低レベルであることが報告されています。タマネギを切って流す涙では、この現象はおこらず、あくまでも、情動からの涙に限られているそうです。

また、涙を流すことで、現代社会では常に働きっぱなしになりがちな、緊張状態時にあらわれる交感神経から、リラックスする副交感神経へと切り替わり、バランスが調整されるという報告もあります。

笑いにもストレス解消効果はありますが、脳波からみると、笑いは突発的ですが、「泣き」は持続性があるのだとか?

都内では、感涙療法士?の先生が、あちこちで講演されたり、涙活カフェでイベントを行なっていらっしゃるようです。

週末は、ぜひ、泣けるDVDで、ストレス発散してみませんか?

ちなみに、私が今まで一番泣けた映画は、「タイタニック」でした。何度もあれから、地上波やDVDでも観ていますが、何回観ても泣けます。

今回の記事は以下の論文を参考にさせていただきました
有田秀穂:特集 ストレスと生活6 涙とストレス緩和、日本薬理学雑誌、Vol.129(2)、2007、99-103
高路 奈保,中野友佳理,満居 愛実,上利 尚子,有安絵理名,吉村 耕:情動性の涙のストレス緩和作用に関する研究、ストレス科学研究 2015, 30, 138-144


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