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博士論文をどうするか?〜高齢者の腸内環境について〜

あっという間に師走。

そろそろ、博士後期受験に向けて、修士課程でお世話になった教授に、研究計画書を出さなきゃいけないのだけれど、気持ちに波があるから、なかなか取りかかれない〜 インフル大流行で業務が忙しくて、バテバテなのも、それに拍車をかけています。
気持ちが上がらないのは、コロナ後遺症もあるのですが、当初、研究したかったテーマだと、研究的にも難しいことを指摘され、修士論文を発展させたテーマへの変更を提案されたからで。

私の修士論文は
「職業性ストレスと腸内環境〜尿中インドキシル硫酸濃度を中心に〜」

https://note.com/lacyclenoriko/n/ned755c3d09cf

尿中インドキシル硫酸は、悪玉菌で作られる物質ですが、検査キットが比較的廉価。
自分にどの菌が多く、どの菌が不足しているのか調べたいなら、便を採取するキットが1番ですが、1人あたり2万近くかかります。私の場合は、腸内環境が良いか悪いかがわかれば良かったので。

対象は、医薬品不足でストレスを抱えている医薬品卸会社の方々。今日も「咳き止めは入らないの?」と薬局でも質問攻めしてしまいました。

職業性ストレスと腸内環境とは、相関する項目はありました。
しかし、思った以上に、食事や睡眠の質の影響が大きかったのですね。しかも個々の食事内容の把握が難しかった!!

修士論文を発展させるには、食事内容が同じ対象群が良いと判断。
となると、声をかけやすいのは、自立している高齢者の方対象の施設。
入所されている方のお薬を作って持っていきますが、同じような処方が出ている方でも、下剤をたくさん処方されてる方、そうでない方とマチマチです。

つい最近、腸内フローラの違いが、個々の性格傾向に影響されるという論文を読んだばかりだったので、自由時間の過ごし方や、スタッフさんたちへの接し方とか、そのあたりが関係しているのかもしれないと考え、また論文をあたっています。しかし、なかなか、施設入所者の腸内環境を取り上げたものがなくて、研究が組み立てられない。
とりあえず、性格傾向がわかれば良いのかな〜

ちなみに、施設にいる、本来社交的な性格の義母さんは、たまにラキソベロン液が出るくらいなのですが、同じフロアでいつも部屋にいるおばあちゃんは、下剤ごっそりなので、体質的なものに加えて、性格もあるような気がしています。

高齢者の腸内環境で影響されやすいのは、薬!!

https://note.com/lacyclenoriko/n/n13b0333173e8

抗生物質よりも、胃酸の分泌を抑えるPPIのほうが影響が大きいのですが、ご高齢の方は、処方されてる方が多い!それと多剤併用。
睡眠の質と運動量も絡んできます。このあたりをアンケートで効率よく聞かねばです。

80代になると高齢者の1割以上で、便秘がみられます。
腸内環境からみるとビフィズス菌が減ってきます。
50、60代から減ってくるので、私も、最近、ビフィズス菌を摂取するようにしています。
といっても、ヨーグルトを変えただけなのですが、こちらのほうが調子が良いから、私にはこのヨーグルトの菌が合ってるのかな。それとフルーツや野菜の摂取が多いと、鬱になる可能性が下がるので、今まであまり採らなかった果物を積極的に摂取しています。

腸内フローラは、個人個人で違うので、まずは2週間試してみて判断するのが賢明です。2週間で腸内フローラは変化します。ビフィズス菌も乳酸菌も、株の種類もありますし、自分には良くても、他の方には合わないなんてことはよくあります。

まだまだこの分野は、わからないことが多く、日本人の腸内フローラの傾向は、わかってきていますが、傾向以外の個々で全く違う部分については、わかっていないのが実情。

こちらの記事を書かれた内藤教授の論文は、いくつか、私の修士論文でも参考にさせていただきました。

腸内環境を良くしたいなら、いろんな食材を食べるのが1番だと、私の大学院の教授も、教えてくださいました。コロナ罹患後は食事量が減っているので、食材の種類だけは維持していこうと思います。



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