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へえ~がいっぱい!アイフレイル啓発イベント

こんにちは。
note編集担当の佐々木です。

10月15日、松山市の保健所でアイフレイルに関するイベントを行いました。これは松山市・愛媛大学・ロート製薬株式会社と当社で結んだ、松山市民の健康づくりに関する四者協定の活動の一環でもあります。

▼アイフレイルと四者協定についてはこちら

事前予約制で、約60名の皆さんにご来場いただきました。
今回は参考になったお話や、当日の様子をレポート!


眼の健康情報の発信

イベントの冒頭は、愛媛大学の原先生のセミナーからスタート。

「あなたの目 大丈夫?~アイフレイルセルフチェックのすすめ~」
住友別子病院 眼科長/愛媛大学 非常勤講師/愛媛県眼科医会 会長 
 原 祐子 先生

眼の病気についてや、なぜセルフチェックが必要なのかをお話しいただきました。

まずは年齢による変化。
「老眼」が身近ですよね。
遠くを見たり、近くを見たりする眼の調節力は30代前半から
ちょっとずつ落ちてくるそうですが、特に顕著になるのは40代以降。
原因としては眼球の年齢変化で、角膜の歪み(顔のしわのようなもの)により乱視やまぶしさを感じたり、水晶体が硬くなる(若いころはプルプル)ことでピントの調整ができなくなっていくことで、老眼の傾向が出てきます。

その後は網膜や視神経の衰えにより、「白内障」「黄斑変性」「糖尿病網膜症」「緑内障」と続いていきます。
今回特に深掘りいただいたのは「白内障」と「緑内障」。

「白内障」は加齢によって誰でもなること、
治療もより安全なものになっていることを教えていただきました。

私が「へぇ~!」と思ったのは緑内障のお話。
日本人の失明原因の1位でもありますよね。
緑内障が分かるのは、定期検診がきっかけとなることが多いそうです。
何故なら、自覚症状が無い人が多いから。

緑内障は目と脳をつなぐ視神経が障害され、
視野(見える範囲)が狭くなる病気ですが、
片方の眼が正常だった場合、視野の欠けを補ったり、
眼の真ん中の視力は維持されることが多かったりするので、
見え方が狭い、ということに気付かないそうです。
人の身体って不思議ですよね。

年に1回はチェックしましょうという理由が、しっかりと分かりました。
眼科の定期検診にいって、早期発見に繋げましょう!

また、最近はセルフチェックができるツールもたくさん開発されています。
会場では実際にセルフチェックを体験して、診断結果で盛り上がっていました☺

眼のセルフチェックツール

開場前にスタッフ側もセルフチェックを体験できたので、結果と共にどんなツールがあったか、お伝えしていきます!

■メオチェック(MEOCHECK)

約1分間、視野の様々な位置に光の点が投影されるので、
認識できたらスイッチを押すという簡単な操作で、視野狭窄(しやきょうさく)や視野欠損のチェックができる機械です。

操作も簡単で、ゲーム感覚で楽しめます。
診断結果がレシートでもらえて、分かりやすいですよね。

筆者は左目は反応できないところが多かった結果に

私は眼は悪いけど、視野は大丈夫だろうと自信満々で挑んだんですが、右目と左目が異なる結果にびっくりしました。

■アイミルン

iphoneやipadを使って家庭でも視力チェックができるアプリ。
遠く(3m)と近く(40㎝)を見る視力をチェックすることができます。

ロート製薬 アイミルンHPより

私はこのチェックでは、3mの距離では両目ともいい結果でしたが、
40㎝の距離では結果が下がりました。遠視の傾向があるかも🙄
一人でも、ご家族でも使えるので、月に1回ぐらいの頻度でチェックしてみるのがおすすめです。

白内障の視覚障害体験も実施 曇ってる感じで見えづらいです

健康意識を高める企画

せっかく会場にお越しいただいたので、眼以外の内容についてもお伝えするブースも作りました。

■フレイルとまつイチ体操

まずはフレイル(年齢に伴って筋力や心身の活力が低下した病態)についてのプチ講義と筋力チェックやまつイチ体操を行うブース。

まつイチ体操(まつやま週イチ体操)は介護予防や健康寿命の延伸を目的に、保健所の理学療法士さんが考案したもので、ストレッチ・筋力トレーニング・バランストレーニングを取り入れた運動です。
見ていると単純な動きではあるんですが、
やってみると少し息も上がって汗ばむくらいで、いい運動になりますよ。

将来寝たきりにならないためには、筋力のトレーニングは大事な要素なので、簡単にできる運動を紹介しました。

筋力チェック!

■管理栄養士の栄養相談

こちらは食生活から健康を考えるブース。
ベジメータという機械を使って、野菜摂取状況を数値で測定し、ご自身の緑黄色野菜の摂取状況を振り返ってもらいました。

野菜を摂っていない自覚がある方は低い数値が出てしまい、「そうだよなぁ~」と納得されていたり、野菜を摂っていると思っていても低い数値が出て、「なんで!?」というびっくりしたお声が。
もしかしたら1日の野菜の摂取目安量(1日約350g)には届いていないかも?ということをお伝えし、その量がどれぐらいにあたるのか、管理栄養士から詳しく解説しました。
ちなみに私はC判定(日本人平均)で、少し不足気味という結果に。

レデイ薬局の管理栄養士が説明

印象的だったのは、ご自身の診断結果を見ながら、市民の皆さんの間で自然と会話が生まれていたこと。
結果を見せ合ったり、いい結果の人の普段の食事内容を共有したり、サプリメントや食事を補う方法を教えあったり。いい交流の場になったのではないかと思います。

■ビジョンバンの見学

ビジョンバンは東日本大震災発生直後、
被災者への高いレベルでの眼科医療支援を提供する目的で製作された、眼科医療支援車両です。

災害地域では、眼科医院も被災したら診療ができない状況になりがち。特に高齢者の多い場所では、緑内障、糖尿病性網膜症など失明につながる病気をお持ちの方もいらっしゃいますよね。
避難生活の長期化が予想される中、早期に眼科検査機器による検査ができるということは、とっても大切です。

今回はその貴重な車両を見学することができるようにしました。
眼科でよく見る機械が車内にしっかり備わっていて、何かあったときも安心できるなと感じましたよ。

ちなみに平時にも健診を主体とした活動を実施しているとのことです。

車内には高いレベルの眼科検査機会が設置されている

参加者の声

約4時間のイベントでしたが、参加いただいた方からは
セルフチェックが出来たり、様々な健康に関する知識を得られたりする内容が良かったと言ってもらえました。

また、数年間眼科受診をしていないという方が参加者の約6割を占めていましたが、眼の健康意識が高まり、眼科受診をしてみようと思ったと言うお声も多くいただきました。

アイフレイル啓発のイベントとして、
いいきっかけ作りができたのではないかと思います。

今後も四者で協力し、地域の皆様の健康づくりに貢献していきます。
お楽しみに(*‘ω‘ *)


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