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洗える着物で女子力アップ!

夏に着物はとっても暑い

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年々暑くなる日本の夏。
お着物を着て出かけると、帰って来た時には汗で大変です。
お手入れは大変だけどクリーニングは高いし…
最近「洗える着物」という言葉を耳にするけれど、どうなんでしょう?
さっそく調べてみました!

洗える着物って?

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なんとなく「素材が合繊や化学繊維なら洗える?」と思ってしまいましたが、そういうわけではありませんでした。
・繊維素材の状態から糸に加工するとき
・糸を織って生地にするとき
・糸や生地を染めるとき
・生地として仕上げるとき
・着物として仕立てるとき
着物屋さんによると、全ての工程で「洗濯が可能であるように」配慮されていなければならないそうです。

洗える着物はどこまでOK?

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では、洗える着物はどこまで着て行けるのでしょうか?
同窓会?お稽古ごと?結婚式は?
実は、洗える着物だからダメだとか、そういうことはありません。
これまで通り、お着物の格で選んでOKなんです。

お着物の格

「さが美」さんによると、基本となるきものの種類と格は
大まかに分けて次のようになります
①第一礼装:打掛、黒留袖、本振袖、喪服など
②略礼装:色留袖、訪問着、振袖、色無地、江戸小紋の紋付など
③外出着:付け下げ、付け下げ小紋、小紋(友禅)、小紋、
     紬の訪問着、無地の紬、絞り、お召、更紗など
④街着・普段着・浴衣:紬、絣、黄八丈、ウール、銘仙、木綿、浴衣

つまり、洗える着物の「訪問着」なら、お茶会や結婚式も大丈夫。
洗える着物の「小紋」なら、普段のお稽古や、ご友人とのお食事に。
洗える着物かどうかは着物の格とは関係ないんですね。

いかかでしたでしょうか?
暑い夏は着物が敬遠されがちです。
でも、せっかく洗える着物があるのに着物自体をやめてしまうのは、もったいないですよね。
気候の変化とともに素材や製法が変わるのは、文化として自然なことではないでしょうか?
この夏も、好きな着物を着て女子力アップ!

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